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人妻略奪 侵入者
【熟女/人妻 官能小説】

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愛情の変化-1

 智美の夫、祐二(ゆうじ)は会社からの帰路を急いでいた。いつもは夜の9時ごろに帰宅するが、今はまだ6時にもなっていない。昨晩は台風の影響で自宅に帰れなかったこともあるのだが、それ以上に妻である智美からメールや電話の返信がやけに少ないことが気になっていた。

 妻より2つ年上の28歳である祐二は結婚して3年経つが、これまで妻の浮気など一度も疑ったことはない。妻はそういう人間ではない、と心の底から信じて疑わなかった。しかし、昨晩、自分が家を空けた隙に浮気相手を自宅に招き入れた可能性がないとは言い切れない。

(いや、智美にかぎってまさかそんなこと・・、あるわけないか・・)

 智美は祐二にとって自慢の妻である。美人で家事もよくこなし、常に控えめで夫である自分のことを立ててくれる。身体のラインを強調する服は決して着ないのだが、脱がしてみると胸や尻が驚くほど豊満であることも、他人には言えない密かな自慢であった。そのため、他の女には全く興味を持てないほど、妻を愛している。

 仕事もそれなりに順調で、お金もそれほど不自由はしていない。この年齢でマイホームも建てることができ、妻を幸せにしてやっていると思っている。

 ただ唯一の不安は、性的に妻を満足させているかどうかだった。祐二は自分でも早漏を自覚していた。避妊具を着けた状態でも5分ほどで射精してしまい、かといって女性経験の少ない祐二とって、智美を満足させられるような前戯も身につけていない。最近ではその劣等感が重荷となり、夜の営みから遠ざかってしまっている。

 その代わりに自分の射精欲を満たしているのは、ネット上から携帯にダウンロードする動画だった。就寝前に鍵をかけた自分の書斎にこもり、ヘッドホンで音を聞きながら溜まった欲望を吐き出すことが多くなっていた。

 その動画はもっぱら、妻がレイプされる、あるいは他人に寝取られる内容だった。祐二は他の女性に目がいかないほど智美のことを心から愛している。しかしそれだけに、妻が他人に抱かれている姿を想像すると異様なまでに興奮できる。それが実際に起きるとは全く考えておらず、あくまでも想像のなかの出来事である。

 しかし祐二のなかの黒い欲望は日に日に大きくなっていった。先月は智美の携帯を勝手に盗み見たこともある。ロックがかかっておらず、妻の入浴中にメールや電話履歴に目を通した。男性とのやりとりが一切なかった妻の携帯に安堵した一方、やはり浮気をしていなかった真面目な妻に落胆している自分がいた。

(智美が浮気なんてするはずないって、わかってはいるんだけど・・)

 そんな中、昨日の晩から今日にかけての状況は、祐二にとって何かしらの期待と不安をもたせるのに十分だった。専業主婦である智美は夫からの電話やメールにはすぐに対応していたが、あまりに返事が少ないというか、普段より素っ気なかったのだ。

「やっと着いたぞ・・」

 最後は普段より早足で自宅まで帰ってきた祐二は、少し息を切らしながら玄関の前に立った。普段なら帰宅前には必ず「今から帰る」内容のメールをするのだが、今日は何も連絡していない。智美はまさかこれほど早く自分が帰宅するとは思ってもいないはずだ。

(別に不自然じゃない。昨日は会社に泊まったから、今日は早く帰らせてもらったと言えばいい・・)

 これから出迎えてくれる妻への言葉を色々と考えながら、祐二は静かに玄関の鍵を開けた。内鍵は閉まっておらず、中に入ることができた。玄関には何も不自然な点はない。少しの安堵と何かの不安を抱きながら、ゆっくりとリビングへの扉を開ける。

(いない・・。どこだ?)

 いつもならキッチンかリビングにいるはずの妻の姿が見当たらない。祐二は自分の鼓動が早くなっているのを感じていた。リビングは一見すると片付いているように見えるのだが、ソファーのクッションが乱雑に置かれていて、整理整頓好きの智美にしては不自然である。

(なんだ・・? いつもと違う・・)

 祐二が違和感を覚えたのは臭いだった。いつもの部屋のなかに、なんだか男臭いにおいが混じっているのを感じる。祐二は焦りながら、部屋のなかを歩き回った。

「えっ!?」

 思わず声をあげてしまったのは、キッチンのシンクを見た瞬間だった。そこにはまだ洗っていない食器類が置かれていたのである。智美が食器を洗わないまま放置しているのを祐二は初めて見た。そこに置かれている食器やコップの数が明らかに多い。智美1人が食事をした後には見えなかった。

(誰かお客が来ていたのかもしれない・・。だけど・・)

 ここにいないのであれば、二階である。祐二はリビングから二階へ続く階段に足をかけたとき、ふと立ち止まった。誰かの声を聞いたような気がしたからである。その声がした方へゆっくりと歩を進めていく。

(風呂場か・・? 智美がこんな時間からシャワーを・・?)

 脱衣所の戸を震える手で開けたその場の光景に、祐二はまるで頭をガンッと殴られたかのような衝撃を受けた。脱衣所には妻のものに混じって男物の下着が脱ぎ捨てられており、浴室の中からは愛する妻の大きな声が耳に入ってきたからである。


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