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劇場版『Chocolate Time』 第2話 どきどきパートナー交換
【近親相姦 官能小説】

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私を奪って、ご主人様-1

 シティホテルの一室。無機質な白い壁に、シンプルなカバーが掛けられたダブルベッドがひとつ。

 スーツ姿の龍がホテルのドアを開けて入ってきた。
「お帰りなさいませ、ご主人様」脚を揃え、手も前のエプロンに揃えてうやうやしく頭を下げたのは、黒いメイド服姿の春菜だった。

「上着を」春菜は龍の上着を脱がせて手際よくハンガーに掛け、壁のフックに吊した。
「お疲れでしょう。私がご主人様のお身体を癒して差し上げます」春菜はそう言って、龍のネクタイに手を掛けた。
「は、春菜さん……」龍は思わず顔を緊張させた。

 春菜は小さな声で言った。「違うでしょ、龍くん、今はあなたはご主人様で、私はメイド。私を呼ぶ時はもっとふてぶてしく『ルナ』って言ってくれなきゃ」
「で、できないよ、そんな……」
「だめ。こういう演出で私、あなたに抱かれたい」春菜は甘えた声で続けた。「ご主人様、私、もう我慢できませんわ」
 春菜は突然龍を白い壁に押し付けた。そしていきなりネクタイを締め上げた。
「うっ! く、苦し……」龍は苦痛に顔をゆがませた。
 春菜はとっさに龍の口を自分の唇で塞いだ。呼吸ができずに苦しんでいる龍の口をそのメイドは吸い、舌を差し込み、舐め回した。

 シュルルッ。春菜はネクタイを一気に抜き去った。
「かはあっ!」龍は大きく息を吸い込んだ。そして胸を押さえ、激しく肩を揺らしながら酸素を求めて何度も激しい呼吸をした。
 春菜は龍の身体を抱きしめ、彼の腕を背中に回し交差させた。
「え?」戸惑う龍に抵抗する隙を与えることなく、春菜は龍の両手首に金属製の手枷をはめた。そしてまた春菜は龍の口の自由を自分の唇で奪った。

 春菜が龍と激しくキスをしている間に、彼女の手は龍のワイシャツのボタンを外し終わり、ズボンのベルトも抜き取られた。キスを止めた春菜は、ワイシャツの前をはだけさせ、龍の首筋に舌を這わせ始めた。そしてそれは徐々に下に下がっていき、龍の左の乳首を捉えた。
 「んくっ!」龍は身体を硬直させた。
 春菜の舌が、龍の小さな乳首を弄んだ。龍の身体はどんどん熱くなっていく。

 おもむろに春菜はその乳首を歯で咬んだ。「うあっ!」龍の脚ががくがくと震え始めた。

 春菜は龍の前にひざまずき、ズボンを下げた。黒い下着の前にはぬるぬるのシミができていた。
「ご主人様、もうこんなに……」
 春菜はその下着を一気に下ろすと同時に跳ね上がった龍のものを口に咥え込んだ。
「ああっ!」龍が叫ぶ。

 しかし、春菜は龍の腰に手を回し、大きく怒張したものを咥えたまま口を動かさずにじっとしていた。

「あ、ああっ! ああああっ! ルナっ! ルナっ!」龍はしかしどんどん息を荒くしながら喘いでいる。
 春菜は、舌と喉で龍のものを刺激し続けていたのだった。いつしか春菜の唇から透明な液が糸を引いてしたたり始めた。龍はずっと喘いでいる。
「あ、ああっ! ル、ルナっ! イきたい! イかせてっ、あ、あああああ!」

 しかし、春菜は龍にクライマックスを与えなかった。彼が登り詰める直前で刺激を緩め、決してイかせなかった。龍の快感のエネルギーは身体の中で渦巻きながら出口を塞がれ限界にまで高めさせられていた。

 春菜は口を放した。龍の身体ががくん、とくずおれ、ベッドの横の床に転がった。彼のペニスの先から透明な液が糸を引いて大量に垂れている。

「ふふっ、ご主人様ったら、もう爆発寸前なのですね?」
 春菜は微笑みながら彼の背に腕を回して身体を起こさせた。
「ル、ルナっ! 俺、も、もう……」龍は激しく喘ぎ続けている。

「わかってますわ。一度イかせて差し上げます」

 春菜は後ろ手に拘束された龍を膝立ちにさせると、その腰に両手を当て、いきり立った彼のペニスに口を近づけた。
「さあ、ご主人様、遠慮なくイって下さい」

 そしてピンク色の舌先で、激しくビクビクと脈動している龍のものの先端を舐めた。

「うわあああーっ! 出るっ! ルナ! 離れて! 出る出るっ!」龍は全身を硬直させた。

 びゅびゅっ!

 龍はついに登り詰め、激しく射精を始めた。
「ルナっ! だめっ!」
 春菜はそのままうっとりと目を閉じて、龍が勢いよく放つ熱く白い液を、その髪や頬や掛けている眼鏡に受け止め続けた。


 ぐったりと床に転がった龍の手首を手枷から解放した春菜は、龍の顔を覗き込み、微笑んだ。「気持ちよかったですか? ご主人様」
 龍は泣きそうな顔でいきなり春菜の身体をぎゅっと抱きしめた。
「春菜さん、だめだよ……」
「どうしたの? 龍くん」
 龍は腕の力を緩め、そのまま春菜から身を離し、肩に手を置いて、ますます泣きそうな顔で彼女の顔を見つめた。
「貴女の髪も顔もどろどろだよー」
「平気よ、龍くん」
「ごめんなさい……」
 春菜はふふっと笑った。「龍くんって純情すぎ」



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