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マリコ
【熟女/人妻 官能小説】

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アプリ-1

 1週間もするとすっかり煙草を吸いながら片手で携帯をいじる仕草も様になってきた真理子。つい先日まで煙草が嫌いだったとは思えないくらい変わってしまった。真理子自身はまだ気づいていないが、いつも煙草を吸っていないと落ち着かなくなり、今までは休日はいつも図書館に行って本を読んでいたのだが、今では煙草を吸いながら携帯をいじるようになって読む本も週刊誌のような低俗なものやファッション関係の雑誌に変わり始めていた。

 菜緒子の入れたアプリはある女子高校生の物語。菜緒子が作ってくれたキャラ”マリコ”初めは普通の女の子であったがアプリの中でできた友達(菜緒子のキャラ)によって実生活と同じように煙草を吸うように変えられ、徐々にマリコも変わろうとし始めていた。

 アプリをするたびに真理子はチャットで会話したりする中で、話についていくために色々な雑誌を読むようになり徐々に悪羅系やギャル系のファッションについて知識が増え始めていた。

 つい先日、真理子が駅の喫煙所で煙草を吸っていると見知らぬ髪を金髪に染め派手な化粧をした若い女の子がアプリの中でナオコが着ている黒を基調として金色の文字とロゴの入った派手なジャージを着て喫煙所の中に入り真理子も知っている高級ブランドのロゴの入った煙草ケースから煙草を取り出し、ライターで火を点けるのを見た時、真理子は思わず心の中で「かっこいい」思ってしまった。その女の目元は真黒に塗られ、唇は真っ赤に塗られて煙草のフィルターは赤くなっている。女は携帯を取り出すと周りに人がいるのも気に留めず大きな声で電話で話しだした。携帯をもつその手の指は長いネールが付けられていた。そして、女は煙草を吸い終えると喫煙所から出て行ったのだった。

 真理子も同じように煙草を吸い終えると喫煙所を出て行った。買い物は終わっていたのだったが、真理子は何かに取りつかれたかのようにエスカレータに乗ると上の階へ上っていく。そして、高級ブランドが入っているフロアーへ着くとさっきの女が持っていたのと同じ高級ブランドの煙草ケースと同じフロアーにあった高級ブランドのライターを買ってしまった。

 家に帰り、早速煙草を煙草ケースに入れ、さっき買ったライターで火を点けるといつもと同じ煙草なのにいつも以上に美味しく感じたのだった。煙草ケースとライターを見ながら高い買い物だったけど買ってよかった。そう思う真理子だった。

 
 
 


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