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ハッピー・エスコート社 顛末記
【熟女/人妻 官能小説】

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ハッピー・エスコート社 顛末記-6

6.
 院長と真知子との電撃結婚は、病院を震がいさせたが、お目出度い話に面と向かって反対するものはいない。
 空席になっていた事務長を、真知子が引き継いだ。

 慣れない仕事の上に、家事が加わって、真知子の生活は却って厳しくなった。30も歳の違う夫は、仕事に疲れ果てて、真知子との夜の生活は滞りがちとなった。

 唯一の楽しみは、日ごとに目覚めてくる女の悦びであったが、夫の精力は逆比例に乏しくなって、真知子は鬱積する欲求不満に耐えるしかない。
 
 妻の死亡で空閨を余儀なくされた院長が、勢い余って真知子を犯し結婚をしたものの、本来それほど精力の強くない院長。時が経つに連れて女が目覚めてくる妻の要求に、たじたじとなって来た。

 妻の求めに応じ切れない己の精力に、院長は妻の浮気が心配だった。
 院内には、若い医者や看護師がいる。変な噂が立つだけで、病院の権威が損なわれる。

 頭を悩ませながらネットを検索していた院長が、ハッピー・エスコート社のサイトを見つけた。

 見えないところでやる分には、かまわない。男ならやることだ。
 浮気が昂じて、病院の評判に関わるのは困る。もし離婚に発展をすれば、事務長の後任の心配もしなければならない。
 セックスのことを除けば、真知子は完全な妻を務めていてくれる。手放すわけにはいかない。

「真知子、君はいい妻だ。ありがたいと思っている。しかし、私も歳で、君の思うようにお相手をすることが出来ない。そこでだ、どうだろう、このハッピー・エスコート社のサービスを利用しては? 興信所に調べてもらったが、問題はないようだ」

「オーストラリアでは、医療機関がそう言うサービスを紹介してくれると友達から聞いたことがあるわ」

「そうか、君が理解をしてくれるなら、僕が申し込んでおくから、一度試して見てくれないか?」




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