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ハッピー・エスコート社 顛末記
【熟女/人妻 官能小説】

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ハッピー・エスコート社 顛末記-3

3.
 浜崎健介、50歳、妻は3年前に癌で他界して、独身暮らし。

 大手建設会社に新卒から入社し、営業部で真面目に働いてきた。健康には自信があるが、仕事の実績には見るものがない。50歳になると、総務部部長付き、いわゆる窓際族に配転された。

 決まった仕事というものはなく、経験に物を言わせて、株主総会、社員教育、VIPのアテンドなど、通常業務の妨げになるようなイベントをこなす。イベントのない時は、パソコン相手に、業界の情報収集というあいまいな仕事で時間をつぶす。

 もともとあまり働くことに意欲を持てない性格なので、暇を楽しんでいる。会社も、厄介ごとを器用にこなす浜崎を、それなりに評価をしてくれるので、居心地は悪くなかった。

 健介の唯一の悩みは、セックスの処理である。
 妻を亡くして3年間。介護の時間を加えれば、4年以上も股間が疼いたまま、欲求不満で時に頭がおかしくなる。

 我慢をしていると夢精で下着を汚す。やむなく、精液が溜まってくると、お気に入りの女優や女子アナを頭に描いて、放出をした。
 風俗には足が向かない。プロを相手にしても、白けてしまって楽しめない。それなら、オナニーのほうがまだましだ。

 男が悩んでいるのだから、当然同じ思いをしている女もいるだろう。男には風俗などそれなりの業界が用意をされているが、ホストクラブなどは、普通の女が気軽に行けるところではない。
 需要があるところに、供給あり。

 

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ハッピー・エスコート社

一流企業の紳士が、貴女のお供をします。
 ウイークデーは午後6時より。土、日、祭日は24時間対応。
  安全保証、適正料金、
絶対にご満足いただけます。

詳細は、メールでお尋ねください。
happyescort@happy,com

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 あまり上手なホームページではないが、いつも使っているパソコンにサイトを開いた。
経費はゼロ。だめもとだ。

 当てにしないで待つこと2週間。問い合わせが入った。


<料金、場所など詳細をお知らせください。真知子>


<お問い合わせ有難うございます。
基本料金:2万円/3時間、1時間増すごとに5千円
飲食等、別途費用は実費、
場所:都内指定の場所にお伺いします。
予約:予約金(内金)1万円を、指定口座にお振込みください。>


<5月10日、土曜日、午後7時、帝国ホテル1階のロビー。予約金は、指定の口座に振り込みました。よろしく、 真知子>



<ご予約、承りました。ツイードのスーツを着て、週間新潮を手にしています。お待ちしております。
ハッピー・エスコート社>


 


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