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一夜だけ。。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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一夜だけ。。-1

目と目合った瞬間
一瞬で感じたの
この人にハマっちゃうなって‥

私と彼の出会いはナンパだった。彼が友達と声をかけてきたのだ。完全シカトしてた私の隣りに――そぅ。彼が話しかけてきた。私と目が合い、照れ笑いしながら
「一緒にメシ食いにいこ!!今なら俺がおごったる!!」
私は頷き彼の横を着いて行った

友達同士が酔っ払い騒ぐのを私と彼は笑いながら、眺めてた。根本的に彼と私は似ていたのだ。

私は彼に家の近くまで送ってもらい、「今日はありがと!!楽しかったょ★」
と私が言うと
「おうっ!!俺もマヂ楽しかった!また遊ぶべ★ってことでアド交換しよ〜ぜ」



それから毎日数少ないメールのやり取りを続けていた。

彼女いるの知ってるし
私だって彼氏くらいはいるし。。お互い割りきって飲み友達

でもね、バイト先に迎えに来るのは反則だよ。。
バイト先に照れ笑いしながら来た君を見た瞬間――――ハマっちゃったょ
ばか‥。

君が笑ったり私の目を見たり
スネたりするたびに
私の胸は大きな音を鳴らしているんだよ。
気づいてないだろ〜けどさっ!

バイトが終り二人で飲みに行ってその帰り道。
外は雨で、当たり前の様に
私の傘に入り込むアナタ。
(腕と腕がぶつかってるって!!)
一人で焦る私。。
お酒がまわってるのかクラクラする。
その時だった―――――
「マスカラ顔についてるぞ!!ばぁか!」
君が笑うから恥ずかしくなって、「まぢ!?どこ〜;」私が顔を擦っていると―――――
アナタの顔が近づき 私の唇に重なった。。

たった一瞬のこと。

驚いた私を横目に、まるでいたずらっ子のように笑う彼。

手に入らないと分かっているからこそ
余計に欲しくて欲しくてたまらなくなるんだよ。

雨の中傘をさすことも忘れ、何度もキスをした
このままじゃ‥ヤバい。
そう思った時には
すでに彼の腕の中。
ふりほどけるほど純粋でもなく
抱きしめ返せる程ツヨクはなかった――――

お互いの大切なものを
見失ってはいけないと
分かっていても
その日の夜はどうしても彼を感じたかった。
離したくなかった。
たった一夜の出来事。


二人で雨のやんだ道を歩き
「またね」
と手を振るとき


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