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ゆえとナオさんpart5
【同性愛♀ 官能小説】

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フルーチェ-1

続きです。

「ナオさん、なんかいいオヤツありましたかぁ?」
スーパーの通路で、
ナオさんが小箱を持って顔を輝かせています。
「これ!これ食べた〜い!」
子供みたいなこと言ってます。
「いいですよ。カートに入れといてください。
えーっと、あと、
ズッキーニと、パプリカと、マヌカハニーと」

マンションの近くまで帰ってくると、
黒猫ちゃんがお座りしています。
「あっ、ぬこだ…カワイイ…」
美さきちゃんが猫ちゃんとお話します。

「ミャーウ?…」
「ミャーウ」
「アーオ!…」
「アーオ!」

「なぁに?会話になってるの?」
「マネしてるだけ…喜んでる…」
ネコちゃん立ち上がって踊ってます。
若いオス猫です。
「ずいぶんツヤッ、ツヤの猫ね。
シャンプーなに使ってるのか訊いてみて」
「いや…それはムリ…」

猫ちゃんは美さきちゃんを見上げて、
足元をウロウロしています。
「何かあげていい?…」
「うーん、少しだけよ」
「ジャムくらいしか無いですよ?」
レジ袋からビンを取り出します。
「アォーウ」
「ナニ?あんた甘い物好きなの?」
ナオさんは、街路樹から葉っぱをちぎって、
ジャムをよそって地面に置きます。
猫ちゃん、ジャムをチャクチャク舐めます。
「ジャム食べたぁ…」
「あはは、おもしろーい」
「この子はジャムね。Jam lives on the streets.」

お夕飯も済んで、食後のデザートタイムです。
「ゆえ、フルーチェって知ってる?」
「あの、牛乳で作る、
ヨーグルトみたいなアレですか?
ナオさんが箱を持って、
目を輝かせていたのが思い浮かびます。

「ヤな予感がするゾ…」
「そう、
ゆえにフルーチェを食べさせて欲しいなぁって」
「ひいっ!…フルーチェぷれい…」
「だっ!そんな冷たいのでしたら、
お腹壊しちゃいますよぅ!」
「フルーチェは冷やさなくていいのよ!
ペクチンの作用で混ぜるだけで出来ちゃう!
お菓子作りは化学なんだから!」
「なんだかな…」
「ゆえがお腹ピーピーになったら可哀そう!」
「…浣腸してきます」

ナオさん、手早くボウルでかき混ぜます。
「ほらできた!簡単、トロ〜リ!」
「とろーりじゃないですよぅ」
「さぁ、美さき。ゆえのお尻に注入してあげて」
「また美さきぃ?…」
「私がしたら虐待してるみたいじゃない?
大人が子供にしたらドンアウトだわ。
私はあくまでも受ける側でないとね。
そこで美さき先生の出番ですよ」
「今さらな気もしますが?」
「こんなことを頼めるのは、ゆえと美さきだけよ。
家族の強い絆がないと絶対無理無理。絆、大事」
「正し…い?…」


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