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四人の女
【熟女/人妻 官能小説】

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四人の女-55

 重文の父勲夫は、小さな食料品店を旧市内に戦後すぐから出していた。ニューグリーンの造成が始まり持っていた土地が売れた金で当時始まった食料品を大量に買い付けて安く売るスーパーに店を改造して大規模な食料品販売に打って出た。

 その商法が当たって、二号店を市内の一号店は南だから北の方に安い土地を購入して三階建てのビルを建築した。三階を事務所として、三号店を市内の中央に、そのころから、同業者の集まりなんかの流れで後年妻となった祥子の働くキャバレーに顔を出すようになった。

 祥子と話したことは殆ど無かった。指名をする娘も決めないで、人に付いて行くだけで、自分一人では行ったことはなかった。


「重文さん、文は脱ぐから、脱いで」

「文ちゃん、裸になるよ」

「誰も来ないから、裸で踊ろう。・・・・・・・・・こんなになってるのに・・・・・・脱いじゃう」

「僕、自分で脱ぐよ」

「私が・・・・・・パンツを・・・・・・・・コレは見事な、美成がお好みの・・・・・・・・こんなに大きくして・・・・・・・文の方が少し股上が高いのね、挟んで踊ろう・・・・・・・・我慢汁が付いちゃった」

「濡れているね・・・・・・」

「愛液が出っぱなしよ、重文さんのおちんちん待っているの・・・・・美成はすぐに入れたがるでしょう」

「そうだね、僕はこんなものかと思っているけれど」

「前の長いのが好きな女と、前戯もそこそこに入れたい女と色々と有るけれど美成は短期決戦型ね」

「そうなんかな」

「瑠璃さんとはどうだったの」

「あの人は、温和しく待っている方、どちらかというとゆっくりかな」

「ゴムしたの?」

「子供が欲しいと言ってね」

「中出し!、したんだ」

「美成さんも、瑠璃さんも、一向に妊娠したという様なことはないね」

「今日私としたら、ひょっとすると・・・・・・・」

「いいの?文子さん。僕の子供だよ」

「産むのは私だから、私の子供よ。いよいよ曲はラストよ・・・・・・・・一回する?・・・・・風呂に入る?」


 大東勲夫は、間もなくクリスマスだという日に十五人ほどを連れて祥子の働くキャバレーに行った。

「大東さんいらっしゃい、何人さん?・・・・十五人ですね」

 ボーイを呼んですぐに席を造り、ホステス十五人を人選して横に付かせた。

「大東さんのご招待ですか?」

「うちへ商品を入れている人達だから、慰労をかねてね」 
「大変ですね・・・・・・スーパーの経営は」

「どうして僕のことを知っているの?」

「それはホステス稼業を上手くやろうと思えばお客さんを調べますよ、ラストまで居てね大東さんだけは」

「どうして?」

「一緒に帰りましょう、私は磯川の娘ですよ」

「仕出し屋さんの・・・・・・・そうか、祥子さん」

「やっと私が分かったのね」

 その夜祥子の勲夫へのアタックは激しく、勲夫をしっかりと包み込んで身体を交えた。祥子はキャバレーを翌日止めて水商売と縁を切った。

 祥子は大キャバレーのトップになったホステスであるから商才に長けていた。二人は寝る間を惜しんで事業の拡大に走った。結婚して八年重文が生まれる頃には三十店舗を大阪の泉南部に店舗を構えるようになっていた。

 祥子の家もニューグリーンの造成に土地を殆ど売却しており、その金もスーパーの拡大に注ぎ込んだ。


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