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四人の女
【熟女/人妻 官能小説】

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四人の女-20

 富岡卓治 三十才、株式会社宝持不動産社員


 因幡久美はキャバクラ ホットプレイトのママとなって出勤すると、店の前に立ってホステス募集の立て看板を見つめていた松原麗子十九才に声を掛けた。四月から医大に入学するのであるが学資稼ぎに風俗でアルバイトを考えていることを知って、店の事務員に雇うことにした。

 たまたま店の改装を見に来たエステドリームのナンバーワン瑠璃が、久美がママとなって先ず店の中の改修をして新しく舞台を作り、ピアノの生演奏をとピアノを買ったのを目にして、高校時代ピアニストを夢みていたので、つい新品のグランドピアノを弾きたくなった。そこに麗子がフルートを吹いていたというので、急遽演奏会を開いて大好評、ドリームの店長に頼んで三日間瑠璃をデリバリーということで派遣して貰って好評の演奏会を続けることにした。

 演奏会の二日目、

「因幡さん、うちの瑠璃さんのピアノ演奏好評だそうですね」

「あら、不動産屋さん、うちのお客さんで?・・・・何で瑠璃さんを・・・・・」

「知らなかったの、ドリームは、宝持不動産の経営だよ」

「そうだったの、今日は見学?ただは駄目よ、金をちゃんと払ってね」

「払うよ、だけど指名は、久美さん」

「わたし?駄目よ・・・・・・・・・いいよ、閉店まで居るのよ」

「分かった、ゆっくりしているよ」

「一緒に帰るんだから、逃げないでね」


 久美は瑠璃と麗子が出演の準備をしている店の子の控え室に行く、

「瑠璃さん、一寸、麗子さんも」

「なに?」

「実は、この子、麗子さんのことなんだけれど、瑠璃さんの家、もう一部屋空いていない」

「空いているよ、二階にもう二部屋、十畳で広いけれど」

「麗子さんに貸してくれない、私のマンションに昨夜は泊めたんだけれど、・・・・・・霜鶴和夫さんの妹と同級生になるでしょう、女同士いいじゃないかと思って」

「いいわよ、麗子さん、構わない?・・・・・・・・、うちにいらっしゃい、賑やかで好いでしょう」

「私は、構いません。お願いいたします」

「瑠璃さん、今日は車?」

「そう、久美さんは」

「車だけれど、一寸遅くなるから、麗子さんをお願い」

「いいよ、終わったらドリームに来てね、荷物は明日取りに行ったらいい、久美さんのマンションから近いんだから」

「有り難う、時間ね、満員よ、おかげさんで」


「不動産屋さん、お待たせ・・・・・・・帰ったかと思った。女の子指名したの」

「ママを指名して、他の女の子、不義理は出来ないよ」

「堅物なのね、不動産売買だもの、当たり前か」

「一緒に帰ろうって、何か用事でもあるの?」

「そう、大事な用事よ、ここでは話せない。誰か女の子を付けようか? 退屈でしょう・・・・・・・」

「いいよ、もうすぐ閉店でしょう」

「閉店したら事務所に来て」

 卓治は忙しく店内を歩く久美を目で追っていた。美人で気立ても良いし、肝っ玉が座っている、と聞いている。キャバクラのママに相応しい女だな、と出井興産はいい女を捜し当てたものだと感心していた。 


 久美は同じ方向の店の子を同乗させて賑やかに帰途に就いた。

「不動産屋さん、うちの店賑やかでしょう、お宅のドリームと違って」

「騒いでたら、マッサージ出来ないからね」

 同乗の三人を降ろすと、

「ママさん、お腹減らない、月亭に寄って帰ろうか」

「食べるものは、うちに有るから・・・・・・・ゆっくりと飲みましょう」

「僕帰れなくなる」

「何処、お宅は」

「久美さんの近く」

「一人?」

「一人」

「久美の所に泊まって」

「男だよ、僕は。何か言われるよ」

「許嫁って言うから」

「勝手に決めないで、そちらの親にも挨拶しないで」

「その気があるんだ、不動産屋さんは」

「富岡卓治、ちゃんと名前を呼んで」

「ごめん、不動産・・・・・・卓治さん。着いたよ」

「真っ暗だね」

「いつも真っ暗な中に帰るの」

「幽霊が出ない?」

「三回ほど、待っていた」

「ウソ・・・・・・本当に?」

「怨み言をしっかりと聞いておいたから、また話すね」


「奇麗にしているね」

「レディーの部屋をじろじろ見ないでね・・・・・・・飲み物は何が好いの?」


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