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四人の女
【熟女/人妻 官能小説】

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四人の女-14

 月亭は四人用のテーブルが二十ほど店である。昼時、ほぼ満員である。四人はのれんを潜る、

「アラ、瑠璃さん、まほろばの美成さん」

「美成さん、今日は・・・・・・」

「瑠璃さんに久美さん、どうしたの、近くなの」

「そうよ、座敷に変わりましょう。まだでしょう注文」

「まだよ、大東さん、まほろばのお客さん、瑠璃さんと久美さん」

「大東です、綺麗なお方、ボーイフレンドと?」

「末広康納さん、私のお客さん」

「瑠璃さんの、大東です」

「霜鶴和夫さん、うちのお客さんです」

「大東です」


 六人で賑やかに食事をして全員が瑠璃の家を見に行くことにした。


「瀬戸さんのお孫さん、最近越してこられたと聞きましたが・・・・・霜鶴さんが部屋を借りるんですか」

「妹が、四月から医大に入学しますので」

「それはいい、日本家屋は落ち着きますよ。我が家も壊さなければ良かった」

「立派な庭園があって、本当に勿体ない」

「美成さんのお家も落ち着いた良い日本家屋ですよ。綿田薬局、瑠璃さん知らない」

「名前は聞いたことが有りますが、お家へ行ったことはありません」

「山吹小町の家と言ってね、お母さんからお姉さん美人揃いで有名でした」

「もう一軒残っていますね、買収されずに残っているところ、綿貫さん」


 美成は、重文と共に彼のマンションに行き必要な物を鞄に詰めて重文が運転をして、小さな引っ越しを済ませてから、重文は自分の会社へ美成はクラブまほろばに出勤した。

 その夜美成は重文と初めての同棲の夜だというのにいつも指名をしてくれる客のアフターに従って帰宅が明け方になった。

 アフターで客と共に入浴をして、セックスをして疲れて帰ると重文が眠っていた。

「重文さん、帰っていたんだ」

 悪いことをした、と起こさないように化粧を落として下着だけで横に入って重文にそっと抱きついた。

「暖かい・・・・・・」

 安心して眠ってしまった。

 何か身体に巻き付いている。重文は目を覚ました、目の前が見慣れない景色、・・・・・・・そうか美成さんの所だ、美成さん、いつ帰ったの、と起こそうとしたが
疲れているとそっと起き出して、トイレに向かった。

 洗面所で髭を剃り、歯を磨いて顔を洗って戻ってくると、美成は居なかった。

「お早う美成さん、起こしてしまった?御免ね」

「ご免なさい、重文さん、同棲しようと誘っといて、ほったらかしにして・・・・・・・・」

「いいよ、仕事だから」

「パンでいい?」

「いつもパンダから・・・・・」

「美成自分で言っといて申し訳ないけれど、重文さんと同棲は無理」

「どうして、遅くなっても僕はいい」

「それだけやないの、アフターは殆どがセックスだから、申し訳が立たないの・・・・・・・でも避妊はちゃんとしているよ、生では絶対しない、重文さんが初めて」

「いいよ、何とも思っちゃいないよ。僕だっていつ他の女性とセックスするか分からないから」

「重文さん、そんな女性が居るの? ひどい、ひどい」

「これから先のことを言っているの、人間一寸先は闇って言うでしょう」

「ホントだね、今は居ないのね・・・・・・・・ご免なさい、美成は男と一杯遊んでいるのに、変よね」

「パンにバター塗って」

「いやだ、食事を忘れていた」

 重文は、この女と一生を送ることになるのではと思うと、この先何が起こるのか怖いようで興味があった。



 久美キャバクラのママとなる。

 久美の働くキャバクラ ホットプレイトは、パチンコ王として名が知れている「出井興産株式会社」の全額出資の子会社である。

 三月に入ろうとする頃に、久美の携帯が鳴った。久美は和夫を訪ねてセックスを終えたところであった。

「もしもし」

「久美さん、どうしたの息ずかいが荒いよ」

「湯浅さん、ちょっと片付けしていたから、何用ですこんなに早く」

 久美は、和夫を見て笑って舌を出した。まさかセックスなんて言えないよね・・・・と、

「1時に来てくれません店に、食事をしながら相談したいことがありますから、すしで宜しいか」

「分かりました、何か大事でも?」

「ハイ、大事です、来てからお話しいたします」

「何か事件でも?」

「和夫さん、ご免なさい、店から呼び出し1時に、もう一回したかったのにね。又埋め合わせするから、瑠璃さんの家に引っ越すの、ご両親に話した」

「話しました、妹を連れて来るそうです」

「瑠璃さんなら心配ないから。風呂に入って洗おう、一杯出して・・・・・おまんこべちゃべちゃよ、触って」

「本当だ、久美さんのも一杯出ているよ」

「クリ、触らないで・・・・・またしたくなっちゃう、和夫のイケズが」


「遅くなりました、湯浅さん、でも一時前ですね」


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