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【エッセイ/詩 その他小説】

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-1

いったい何が欲しいのか解らない。
何をしても
まるで水か砂かを掬いあげたみたいにすり抜けていく。
心が孔だらけになったみたいだ。
それがとても寂しく感じる。
支えてくれる人たちはいる。
それでも
1人になったかのように
世界から切り離されてしまったかのように感じる。
それは多分
何かに深く深く傷ついているからなのだろう。
その何かは解らないはずだった。
解らないふりをしていたのかもしれない。
気づいてしまった。いったい何にそんなに傷ついているのかに。
それはどうしようもない事。
残った傷痕だから。過去のものだから。それが思い出となろうとしている熱が
傷痕を軋ませて疼かせているだけだから。
それに気づいてしまった分だけ
それがとても辛い。救いの手が欲しい。救いの手って何?
腫れ物にでも触るかのように慰めようと撫でる手?
違う。
気持ちを理解して腫れ物までも優しく包み込んでくれる手。誰かに必要とされたい。
誰かって誰?
そこらを歩く人々?違う。
愛しく思える人。
前に進みたい。
前ってどこ?
全てが思い通りな世界?
違う。
心が満たされる世界。
強くなりたい。
強さって何?
悲しみや辛さを感じない心?
痛みを感じない心?1人でも生きられる冷たい心?
違う。
そんな寒い寂しい心なんか欲しくない。欲しいのは
悲しくても辛くても胸が痛んでも
救いの手を差し伸べてくれる人たちに支えられている事を感じ
そういう人たちに時には甘えながらも
暖かい温度を感じながら
痛みをバネに悲しみを乗り越えていけるそんな強さ。
簡単じゃない事は分かってる。
どうしたらいい?
それがまだ僕には解らない。
どれだけいろいろな事を考えていても
それだけが解らない。
考えすぎているから駄目なのかな。
だから逆に深いジレンマに陥って
ネガティブになっちゃうのかな。
だったら少しでもそれが和らぐように
好きな音楽でも聞いて
ハナ歌でも歌いながら
笑っていようかな。今はまだぎこちない笑顔でもいい。
疲れたら少しずつこの心と体を休ませながら。
そうしていればいつかはたどり着けるよね。
本当の笑顔に。
そうしていればいつかは治るはずだよね。
心の傷痕も。
そうしていればいつかは解るよね。
何を本当に欲しがっているのかも。
どうしたら強くなれるのかも。
だから
今はこの痛みを胸に笑っていよう。
そのいつかが来るその時まで。


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