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『今思うこと』
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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『今思うこと』-1

心がキュンってなるあの感じ

あなたの顔や台詞を思い出すだけで、幸せを感じて
世界の中で、ただ一人私だけをみつめてくれたあの瞬間

ワガママを言うと子供みたいに頭を撫でてくれたあの感触

初めてした相合い傘

照れたあなたは、学ランで顔を隠してたよね?


風邪をひいて、私が家まで突然押し掛けたら、慌てて外まで出て来てくれたよね。嬉しかったよ


遠征で遠い場所にいる、って考えると、寂しく感じて星を見た
『あなたと同じ星を見てる』って私は幸せなんだ……って思った


きっともう、あなたが望まない限り、会うことはないでしょう。

私は確かに、あなたを振りました。
あのときの自分に後悔はありません。振ったことも、付き合っていたときも。

ただ、


宇宙の中の、銀河系の、太陽系の………地球という星にいる生き物の中で

ただ一人

私だけを好きでいてくれたあなたと

あなただけを好きでいた私は


単なる偶然ではなく

巡り会う定めだったのだと、信じさせてください。



いつか、あなたは私の隣でこう言いました。
『世界には沢山の人がいるのに、たった一人、キミだけを好きになるって不思議だよね』





あんなに愛されていたのに
あんなに大切にされていたのに
私のワガママな理由も、私の為に受け入れて、最期まで笑顔だったキミといれた時間は



どんな宝石よりも

あの時眺めた星たちよりもキレいで


くすぐったい春を、まだまだ未熟な私を思い出す
記憶となって


今、私の中に生き続けています。




幼すぎた私を
単純だった私を
短気で鈍感で

あなたにあんなに好きにさせてしまった私を

そして、愛した故にあなたを傷つけた私を

許してください。


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