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もうひとりの妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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蜜月-1

裕也は普段は生ビールの次に酎ハイやフルーツ系カクテルと進み、自称酒豪らしいが、自分は酒が強いとか酔わないとか豪語する人間ほど大したことはない場合が多い。

案の定、今夜は寿紀の冷酒攻撃で随分と酔いが回ってしまったようで、真っ赤な顔で口数も増え、何だかフワフワしたようになってきた。
週末で明日、明後日と休みなので気の弛みもあるのだろう。


「希美が彼女だったら…とか考えたことある?」
「か、彼女すか…」
「何言っても怒らないよ、希美にも絶対言わないからさ!」
「そりゃありますよ、前カノと別れて寂しいし。綾瀬主任、昼間は厳しいけど夜は優しそうなんで。」
「変なこと聞くけど、エッチとかしたいと思う?」
「エ、エッチすか!?いや−、厳しい質問っすよ、旦那さん前にいて(笑)」
「いいって、いいって!お互い酔ってるし、明日には忘れてるよ(笑)」
「エッチすかぁ…エッチねぇ、、、」

実は寿紀は、裕也がトイレに行く度に自分の冷酒グラスには冷水を入れていたので、さほど酔ってはいなかった。

「綾瀬主任とは…ズバリしたいです!!」
「そうかぁ、したいんだ!」
「もちろんですよ〜、しばらくしてないし(笑)旦那さんがとっても羨ましいですもん。」
「希美で想像して独りでしちゃったとかは?」
「ん〜、この際ですんで白状しますね…」
「おッ、いいね!」
「ほぼ毎晩です(照)。夜は仕事と違うこと教えてくんないかなぁ〜って毎晩想像してますよ。だって、あんな美人女性に一日中指導されたら、誰だってそう思いますって!」
「ふ〜ン、そうなんだぁ。どんな想像?」
「主任って今日はどんな下着かなぁとか、トイレ行ったみたいだけど今頃脱いじゃってるかなぁとか…。その後俺、トイレでたくさん想像して自分でしちゃってますよ…。もう変態っすね(笑)」
「いやいや、普通だよ!健全!健全な男子(笑)」
「ああ、良かった。綾瀬主任確かに気が強いし、テキパキしてるから、反動で夜は逆に征服したくなりますね(笑)」
「なんなら…、見てみるかい?」
「ん?何を…です?まさか綾瀬主任の裸って〜、とか冗談ですよ、冗談(笑)」


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