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磯崎恵利子 16歳の受容 platinum girl
【レイプ 官能小説】

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白金少女 ☆-1

 わたし、わたし、大人の男の人と何回も何回もセックスしている。セックスさせられている。大人の男の人の言う事を聞かないと、レイプされレイプされて撮られた事が、みんなにバラされちゃう。だからこれからも……

 三回目のデートの時、不易くんと手が触れた、帰り際には手を握られていた。
すごく、すごく、どきどきした。

(ふぅ〜ん、どきどきしたんだぁ? あの“男”に何回も何回もマンコされて、ひぃひぃ言ってるあんたが、手ぇ握られた位でドキドキ? へぇ〜、ふしぎぃ〜?)
不意に内なる恵利子が嘲る様に現れる。

やっ、やぁっ、止めて、そんな事言わないで!
ひとつの身体の中で、ふたつの意識が葛藤を始めるかに思えた…… 何故か内なる恵利子は沈黙する。

 学校でもたくさんたくさん、おはなしした。
デート…… しても良いけど、時間が作れない…… 私が自由に出来る時間は限られ、限られている。

だから一緒に帰った。なんどもなんども、たくさんたくさん、家の途中まで帰ってお話した。そしたら、あんまり泣かなくなった。

 文化祭の準備、放課後の教室…… はじめてキスをした……

(はぁんっ、はじめて? はじめてじゃないよ! あんたのファーストキスは……)
再び内なる恵利子が嘲はじめる。

お願い、お願いだから、言わないで
恵利子が願う。

不易くんに誘われた。家に遊びにおいでっって、誘われた。

(どうせその男の子も、あんたとマンコしたいだけだよ。家に行ったらぶっといキンタマ、突っ込まれ掻き回されて、ガバガバのヤリマンだってばれちゃうよ)

本当の恵利子は何も言わない。

(それにあんたはもう、あの男の物…… ん? いいえ、あの男が、もうあんたの“道具”なのよ。約束は果たされた…… のね。あんたのお母さんが言ってた通り。あとはあんたが“選択”するだけ。それにそろそろ、欲しくなって来たんじゃないの? 今日あんた、飲みそこなったでしょ? きっとあいつ、わざとしたんだ。そうに違いない!)
内なる恵利子の毒舌が加速する。

(?)
賢明な恵利子は、もう自身と争うのは止めた。
もう何を言われているのか理解できないし、理解しようとも思えなくなっていた。

 そして“本当の恵利子”の意思で、不易一文の部屋を訪れる事に決めるのであった。


 2006年 11月25日 土曜日 晴れ

 この日不易一文の部屋に、“本当の恵利子”の気持ちは訪れていた。

(不易くんもあの“ひと”と同じ香りがする。何故? でも、嫌な香りじゃない。そう、これは遠い昔から知っている香り)
一文のベットに横たわる恵利子は、その“香り”を感じていた。

 白く透き通る様な肌、肉付きの薄い太腿はまるで、白金(platinum)の様に神々しくも、妖しい光を放ち一文(かずふみ)の心を捕えて離さない。

「ダメっ 避妊…… してくれないと」
否定と肯定、相反する言葉が数秒の間隔をおいて、消え入る様な声量で耳に届く。

(それって、避妊すればエッチO.K.ってこと…… だよね?)
当然そんなことを声に出して確認する訳にもいかないと一文は思う。

万が一、もしかしたら、でも…… そう思いながらも一文は、深夜のコンビニでそれを手に入れていた。

(あんまり、ささっと用意すると引かれるかな?)
そう思いながら、逸る気持ちを抑えられずにいた。

「うっ、うん」
ぎこちない返事で、恵利子の同意を得たと解釈する。

(あっ、あれ?)
焦って上手くコンドームが装着出来ない。
それでも何とかみっつ目のゴムで包み込む事に成功する。

 近くの公園で遊ぶ子供たちの声が、何故かとても遠くに微かに聞こえてくる。
遮光カーテンだけで無く、部屋のカーテンを閉め切りたい気持ち。
しかしそれだと、暗くて上手く…… 不安からその行為が躊躇われる。

そっと、先端をあてがう。
うすいうすい境界越しに恵利子の体温を感じる。
指先…… 舌先で感じたくぐもった温もりとは違う感覚が、ゆっくりと少年の先端を包み込む。

恵利子はじっと何かを耐える様に大きな瞳を閉じていた。
あかちゃんが泣く様な微かな声が聞こえた…… そんな気がした。

 瞬間っ、ハンドソープのボタンを繰り返しプッシュしたみたいに、呆気なく大量の体液が少年より放たれ続ける。

同時に薄い薄い皮膜の中に、少女への想いが流れ込み充たされていく。
信じられない位の想いが、先端に重たさを感じさせる程の溜りを造る。
数秒の間隔をおいて、異変に気付いた恵利子は仰向けの姿勢から上体を起こす。

「ごっ、ごめん…… 」
目線が触れると恥ずかしさと情けなさから、一文はひどく的外れな言葉を口にしていた。
それに恵利子は小さく首を左右に振って応える。

(もしも…… もしも不易くんが、わたしの“この渇き”を癒してくれたなら…… )
“本当の恵利子”は一縷の望みを、同じ価値観を共有する少年に願うのである。
しかし初めて女を知る一文にあって、到底叶わぬ夢と言えた。
同時にそれは、不易一文の奥底に隠れ潜む異なる意識の領域を格段に拡げる結果に繋がってしまうのである。

 初めて目にした時より少女に恋い焦がれ、一途に深い想いを寄せ続けた一文の心の片隅に紛れ込む異物。
それはまるで金に異物を混ぜて創られる、“白金に似せた白色金”の如く異なる者。

その異物こそ…… 自らの姪に対し邪な想いを抱き続け、この世を去ったはずの恵利子の※“叔父の意識”に他ならなかった。

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※叔父=恵利子の育ての母(磯崎香)の歳の離れた弟。当時小学五年生だった恵利子に対し、レイプ未遂を犯している。その後も恵利子に対し歪んだ想いを抱き続けこの世を去る?


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