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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(24)-1

 しばらく吸って、休まず右の乳首に取りかかる。ルリアのそれは、口内に含んでもやはり、意外なほど小さいが、とはいえ、ジャニスさん、ミドリのよりは、多少は大きい気がした。そして歯ごたえは、固さというのではなく、彼女達とは異なる、独特の弾性があった。その彼女の敏蕾をあなたは口内で転がし、コリコリとしゃぶり、ときには優しく歯を立てる。そして、また左――。
「やはうぅっ! はううっ‥‥!」
 女戦士ルリアの、乳首は同じく固いままだったが、乳房そのものはいっそうやわらかくなっていった。しかしまた、乳房おっぱいの弾性はさらに深みを見せるようにもなり、そしていよいよあなたに従順になっていった。
 あなたとルリアは、確かな満足感に、彼女の乳房越しに見つめあった。そして、あなたは彼女の信頼の目つき、親指こそ立てないがニコッと笑った彼女の顔を瞼に焼きつけながら、また乳首に吸いつく‥‥。そんなことを、美しい儀式のように、何度も繰り返した。
 しかし――。
 いくら繰り返しても、母乳ミルクは出ずじまいだった。

 数日後。夜‥‥。
(どうすればいいんだ‥‥)
 あなたは居室で、考えあぐねていた。腕組みし、歩き回って。
 あの日、肝心の母乳が出なかったことで、ルリアは落胆していた‥‥。
「だ、だめだ‥‥。どうして――」
 X十字から降ろされたルリアは、床に指が食い込むのではというくらいに爪を立て、ワナワナと震えていた。すでに溶液本来の効き目は切れていた。
「体質もあるからさ」
 ミドリに上衣をかけてもらうルリアを、あなたは精一杯慰めようとした。だが、ルリアは悔し泣きするばかり。次の二・四が出来上がるには、数日を要するのだ。
 見かねたミドリとジャニスさんが、
「頑張ってください! ルリアならきっと出ますわ! お気を落とさないで!」
「どうしても出ないとあれば、わたじたちもミルキーウェイで調教してもらい、出すようにしますわ!」
と、一緒に泣きそうになりながら励ましたが、その場は、どうにもならなかった。
 ジャニスさんが言うのは、プレーヤーが二名以上だった場合の話だ。そして、現在の状況では、それはなさそうな雲行きだ。
 僅かに残っていた溶液を使い、羞恥感を増せばいいのかと、ジャニスさん、ミドリも加わり、あなたとの三人で代わるがわる、双蕾を二人で吸ってもみた。だが、結果は同じ。ルリアの落胆は、深まるばかりだった。
 結局その日は、母乳噴出はならず、お開きとなった。
 しかし、コンジャンクションの日は、日一日と迫る。溶液なしでしばらくルリアの調教は続けた。
 乳首、乳房を含むボディの感度のほうは順調にアップしており、見た目ではバストサイズも大きくなっている気がする。
 しかし母乳ミルクは出ない。いろいろな方法を試してみたが、だめだった。
 王宮内にも、重い空気が漂い始めていた。
(もっと乱暴な方法を使うか‥‥。とにかく、いちど噴出しさえすれば――)
 あなたはそんなことも考える。
(後は、たゆまなく出る気がする‥‥)
 実際、ルリアもそれを求めていた。
「わたしの精神は、長年の戦いで荒んでいるのかもしれん‥‥」
 ルリアは、双蕾を頂点とするその形よい乳房越しに、決意の表情であなたを見下ろすのだ。
「頼む。もっと乱暴に、わたしを辱めてくれ。そうしてくれることで、わたしの深層心理プライドはおまえに屈服し、わたしは母乳奴隷となれるのかもしれない――‥‥」
 ややもすれば固い言葉の端々に、彼女の本気が垣間見えた。
「わたしが見てきた幾多の映像にも、乳吸いプレイはあった。ミルクを出すものもあった――。しかし、何がいいのか、いまひとつつかめなかった‥‥」
 遠い目をして、女戦士は語り続けたのだった。
「だが、おまえがジャニスとドリーのおっぱいを吸うのを間近で眺め、そのよさがわかったように思う。あの、二人で吸うのも、いいな。せっかく、ふたつあるのだからな――。みだらな感じ、インモラルな感じ‥‥吸われる側の上気した表情が、たまらなく、いい‥‥」
「どれだけ裸になっても、羞恥心を忘れてはならない、というおまえの教えは、実に貴重だった。羞恥の気持ちがカラダのみだらさを引き出し、そこを攻められることによってより官能が高まる――しかし、そこで羞恥感を忘れてしまえば、それはただのはしたなさに陥る‥‥。羞恥心を保てば、またよりいっそうみだらになれる――」
「そして、母乳ミルクを出させることは、わたしが調教士では、とうてい出てこなかった発想だ。脱帽した――。これも、ふたりの姿を見て、わかった。母乳溶液とて、一〇〇%、出るわけではない‥‥。やはり、愛と信頼があってこそ成せるわざなのだ‥‥。いや(ルリアはミドリを見た)そうなのだ‥‥。ドリー、おまえも素直になれ‥‥」
「この母乳プレイを教えてくれただけでも、“‥‥‥‥”、わたしは個人的におまえに感謝しているし、コンジャンクションに臨むオイオの利益になったとも、思う。本当に、おまえを呼んでよかった‥‥」
 不意に、部屋のインターホンが鳴り、あなたの回想を中断させた。ミドリとジャニスさんだった。いつものように、あなたに慰めてもらいに来たのだ。だが、あなたの気分は重かった。明日は、また二・四が出来上がってくる。時期的に考えて、おそらくルリアのミルクを噴出させる、最後の機会となるだろう。
(大事をとって‥‥)
 そんな言い訳を用意して、今夜はプレイは断ろうか‥‥などと気弱な思いに駆られながら、あなたはボタンを押した。
 ガシュッ‥‥。ドアがスライドすると、緊張した面持ちの彼女たちが立っていた。


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