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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈我ハ“八代”ナリ〉-12

『マジかよ!?ふざけんじゃねえよ!』

『俺なんかよぉ、使い古しの架純を姦ろうとしたら、いきなり怒鳴られたんだぜ?』

『テメェだけ好き放題に遊んでるクセに、偉そうに俺達を扱き使いやがってよぉ……あのクソ野郎……』


不満は爆発寸前だった。
専務の手足となって働き、獲物として選ばれた美少女を苦心の末に拉致してきても、その恩恵に預かるのは稀であったのだから無理もない事だ。


『……なあ…アイツって、何か“仕事”してんのか……?』

『……いや…何もしてねえよ……』


貨物船のメンテナンスに始まり、航海に於ける一連の操作や操舵も、更には原木に付着している微生物や虫を殺す為の加圧処理や書類作成に至る全てを、専務は部下達に押し付けていた。

部下の一人一人が抱えていた不満が、なにも自分だけのものではなく、専務を除く全員の一致した感情なのだと知れた今、それは小さな火種となり燻り始めていた。


『……アイツが居なくたって、俺達だけでも出来らぁ……』

『だよなぁ……もう特定の女刑事を狩るコトは無えだろうし……』

『へッ…景子にワンパンでノックアウトされるような奴なんざ、端から足手まといなんだよぉ……』


もはや悪口の範疇を超え、専務を排除しようという意見のみで占められるようになっていった……多勢に無勢……この船の中では、孤立無援の存在は敗者でしか無いのだ……。


『よし!今から皆でブチのめして、夜になったら海に棄てようぜ!!』


戦慄の言葉にも、誰も異を唱える者は居なかった……集団心理とは、ある一定の範疇を超えてしまえば、後は歯止めが掛からないままに暴走するのが常だからだ……。


『……ん?何だありゃ?』


船尾から伸びる白い航跡を追うように、濃緑色をした一機のヘリコプターが近付いてきた。
もの凄いスピードで貨物船を追い越し、その姿を部下達は見上げている。




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