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THE 変人
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波立ち始まる海原-6

 車に乗り込んだ2人。会話はナマ脚ばかり見て!、いや違う、スケベ!、男はみんなスケベだ!、的なしょーもない言葉が延々と続いていた。
 「あのな幸代?服を選ぶ時の目っつーのはスポーツ用品店を買う基準にも言える事だとは思わないか??」
 「えっ…?」
いきなりの真面目な話に耳を傾ける幸代。今までもそうだ。下らない話と思われた中から最後に仕事に結びつけて大切な事を色々と教えてくれる事が多い。それは物を真面目に教えるのが苦手な海斗の手段なんだと何となく分かってきた。今日のしょーもない話の中から何を教えてくれるのかと期待した。
 「結局物選びの基準なんて同じだ。まひず自分が使いやすいかどうか。そしてカッコイイかそうでないか。そんなもんだろ??」
 「そうですね。」
 「でな、思ったんたけど…」
 「はい。」
真剣に聞く幸代。
 「…、結局スポーツ用品とファッションは基準が違うわ!だいたいスポーツ用品にエロさは関係ねーもんな!アハハ!今日はいい目の保養になったわ!ナマ脚谷間ちゃんたくさん見て腹いっぱい♪」
 「はぁぁっっ!?」
どうやら何も考えていないようだ。真剣になった自分が馬鹿らしくなった。
 「結局ナマ脚谷間ちゃんが好きなんですね!分かりましたよ〜!どうせ私は脚出さない貧乳ちゃんですよ〜!」
プイッと横を向いてしまった。
 「そんな事ないって!ふてくされんなよ。」
何やら苦手な雰囲気になってしまった。どうも特に最近、上司と部下の関係というよりも男女の関係の雰囲気を幸代に感じてしまう。海斗にとってはやりずらい雰囲気だ。
 (嫉妬か??いや、あり得ねー。俺が女に嫉妬を受けるなんて絶対あり得ねー。何なんだ一体この嫌な流れは!?幸代にしても瀬奈にしても…。俺の何がいけないんだ!?)
女難など今まで全く縁のないものであった。最近感じるこの違和感は一体何なんだと頭を悩ませる海斗。
 (もしかして俺、今モテ期??あり得ねー!!)
海斗は自分に向けられる女の心に悩まされている事に全く気づいていなかった。


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