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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢専用車両お楽しみバージョン出発進行-4

優子の驚きはこれで終わらなかった。最後に付いてきた童顔の少女が続けた言葉で、優子の驚きは更に大きくなった。

「そうそう姫美もそう思うわ。恵子ちゃんも来月の結婚式が終わったらわかるわよ。あたし達みたいな専業主婦になると、面白そうな事ってそうそう無いんだから、楽しまないと損よ。ねっ、瞳さん」

高校生に見えた女、姫美が言葉の最後で、恵子の姑の瞳に同意を求めた。

(『あたし達みたいな専業主婦』!)

下手したら中学生にも見える女が専業主婦と知り、優子の目が驚きで見開かれた。

「そうそう、姫ちゃんが正しいわよ」

優子の脳内で、大学生風の恵子を中心とした、人間関係の図式がグルグル回る。

恵子→母親に振り回される、大人しく真面目そうな女子。凄く美人。

美弥子→見た目の若さで信じられないが恵子の母親。好奇心旺盛が若さを保つ。見た目の清楚さと、行動のギャップが激しい。

瞳→これも見た目が若い恵子の姑。但し恵子の結婚は来月の予定。美弥子より歳上に見えるが、美弥子を慕っている。

姫美→下手したら中学生にも見える専業主婦。この娘が夫婦生活をしているのが信じられない。

自分達の会話で固まっている女の存在を気付く事もなく、4人の女は人の流れを追って、前方の車両に向かって進んだ。

人の流れが全部前方の車両に移動した訳ではない。連結の手前に居た数人の男達は、その場に留まったままだったが、美弥子は大多数の人の流れの方を追って、留まる男達の間を縫って先を進んだ。

「ごめんなさい。通して下さい」

スマートフォンに目を落とした男が、少し通路を塞ぐように立っていたので、美弥子は声を掛けてその横を通った。4人がその男の横を通る時、ホンの少し肩が触れたが4人は気付かなかった。

4人が前方の車両に入ると、スマートフォンに目を落とした男、星司が顔を上げた。目線の先が優子の呆けた顔を捉えたので、星司は微笑みながら優子に声を掛けた。

「優子ちゃん、行きましょうか」

星司の声に、優子はハッと我に返った。

「聞きました?あの人、お母さんって、それにあの子、専業主婦って!」

「ええ、吃驚ですね」

星司が自分の驚きに同意をしたので、優子は少し嬉しく思った。

「でも、そんな事より急ぎましょうか。今日は優子ちゃんが居ないと始まらないんですよね」

「あっ、はい」

今回のスタートの合図は優子がする事になっていた。新たな乗客の有無に関わらず、優子が『止めて下さい』と叫ぶ事で、【お楽しみバージョン】の宴が始まる。その瞬間の事を想像した優子は頬を赤く染めた。優子は下半身を熱くしながら、ガード役に見守られながら、星司に続いて前方の車両に入っていった。




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