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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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再会-1

見知らぬ建物が次々と視界に入り、電車が線路の上を走る音が耳につく。

私は、祝日を利用し、父に札幌から小樽までの行き方を教えてもらった、電車何て普段乗らないし、たまに家族で乗車する事はあるが、その時見よう見真似で行き方を知ろうとした訳でもなく。

父も、教えるには教えてくれたが、「なーんでまた小樽に?」と理由を聞かれた時は正直焦ったが、私は適当に「観光に…」と誤魔化し、父も胡散臭い目をするも、それ以上追及はせず。

小樽…、おばさん達の話だと、この街に彼が入院しているという。

「絆……。」

決心はもう着いた…、と言えば嘘になる。私は未だ躊躇いを抱いている。

彼に会って良いのか、本当は会うべきではないのか?

ダガ、私は会う。会いたいんだ、あの人を暖かく包み込むような柔らかい瞳をした私の
本当に大好きな恋人にっ!



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