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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(5)-1

 身長計は、実は、ちょっと学校の保健室のそれ風に作ってもらっていた。ニュアンスを伝えるのは難しかったが、最初にしては、まあまあ満足のいくものができていた。
 体重は興味なかったので、計るのはサイズのみ――まず身長から。一六三・九センチだった。
「うふふ。なんだかドキドキしてきましたわ――こうですか?」
 髪を払って身長計からおりたジャニスさんに、背中を見せて両腕を上げるよう命じた。彼女の、ガーターとパンティのみという、あまりにも無防備な姿が、あなたの目の前にあった。
 あなたは努めて冷静に、言われた通りにしたジャニスさんの背後に近づき、腋から手を入れ、合成樹脂製なのかソフトな感触で冷たさを感じさせないメジャーを、その豊かな胸にまわす。むにゅむにゅっと、やわらかな感触が手にあった。だがそれよりも――いや、手触りも最高だったが――。
「一〇七・六センチ!」
 あなたは、メジャーの小さな画面の表示を読み、感嘆の声を上げたのだった。
 一〇〇センチは上回っているとは思っていたが、彼女でまさかここまでの爆乳とは‥‥。低重力と拘束ブラの威力をまざまざと思い知らされたあなたは、いささか震える手で、今度はアンダーバストを計りにいった――手をおろしたジャニスさんが、胸、いやおっぱいに押しつけるように、あなたの手にそっと手をそえてくれる。むにゅむにゅむにゅ‥‥‥‥――いい人だ。
 あなたが感謝しながら測ったアンダーバストは、六七・五センチだった。
 メジャーのボタンを押すと、すぐに乳房おっぱいのいわゆるカップが示された。
 Mカップだった。
 あなたは感動に打ち震えながらも、細くくびれたウェスト、紫のパンティに守られたヒップ‥‥と女体にメジャーをまわし、それぞれ六〇・一センチ、九一・三センチという数値を得た。
 この抜群の爆乳ボディが、あなたの手に入ったのだ。
 あなたは、メジャーを置くとさっそく、背後からジャニスさんのその量感たっぷりの双乳をわしづかみにした。少々乱暴に。
「――あ、そんな急に! あ、あああ‥‥はああああっ!」
 普段は聞けないジャニスさんの嬌声が、室内に響きわたる。確かな手応えに満足しつつ、やわらかなその乳をぐいぐいと力を入れて揉み込むと、それは一層大きく、艶かしいものとなったのだった。

 あなたがこの世界へ「召還」されたのは、三ヶ月ほど前のことだ。
 「召還」とカッコをつけるのは、この世界ではもっと長い、正式な用語があるようだが、この世界でも、また言語が通じるようになり、状況が理解できて以来、あなた的にも、しっくりくる用語ことばだった。
 言語――そう、最初は言葉からして通じなかった。すぐに、地球で言うところのCTスキャンの機械のような装置にかけられ、ある程度通じるようになった。それでも細かい表現や言い回し等は時々ずれ、その後も何度か装置のお世話になり、今では完全に支障なくなった。
 幸運だったのは、字だ。ここでは、地球で言うところのアルファベットとアラビア数字を使っていたのだ。これならあなたにも読めたし、そして先の装置――言語変換装置――によってなのだろうが、驚いたことに、文章も書くこともできた。文法が、脳内のしかるべき場所に、入っていたのだ。この世界の科学技術力に、あなたは驚かされたものだ。
 しばらくして、あなたは手を休め、ジャニスさんの裸体を再び正面から観賞することにした。カメラもミドリに動かさせる。
「いや、恥ずかしいですわ‥‥」
 ジャニスさんは、さっきから見せていたし、たったいまも揉まれたばかりだというのに、掌で少しでも胸を隠そうとする。だがあなたに、手を後ろで組むことを命ぜられるとそれに従い、一〇七センチオーバー、Mカップの両乳をおとなしくあなたの前に差し出したのだった。揺らしながら。
 あなたは、ぷつぷつ粟立つ乳輪を弄り始めた。乳首には、なるべく触れないまま。
「ふうっ‥‥。はううっ‥‥」
 ジャニスさんはそこまではなんとか耐えていたが、次に来る乳首弄りを予測してか、顔で、全身で――そしておっぱいで、乳輪と乳首で――慄いていた。
 やがてあなたは、彼女の予測通りに、彼女の桜色の蕾を抓んだ。これも、少々力を入れて、爪の先で。
「ひあっ? ひあああああっ!」
 その乳首ははっきりと、急激に固くなった。ジャニスさんは耐え切れず、あなたの腕を振り払い、逃げてしまった。
「ご、ごめんなさい‥‥」
 ジャニスさんは、本当に申し訳なさそうな顔をしていた。
「つ、吊るしてください、わたしを‥‥。逃げないように‥‥」
 こう懇願されたらしかたない。あなたは、天井の、ムヴグリの機構を用いた懸架装置を使うことにした。両腕に手錠のような、しかしソフトな圧の手枷をはめ、ロープでこの装置に繋ぎ、女体を吊るす機械だった。ムヴグリの機構というのは、移動式になっており、基本的にこの部屋のあらゆる位置に自動で移動できるようになっていた。
 細かいが、装置自体はあなたが要望したものだったが、枷は工廠によってあらかじめ作られてあった。ほかにも、あなたがこの任務しごとを担うために、工廠側が用意してくれたものがあった。
 ミドリ、そしてルリアも興味津々だった。あなたはいずれあのふたりもこのように抵抗できないよう吊るし上げる様を想像したが、まずは目の前のジャニスさんだった。
 足をつけるための台は用意してあるが、最初は離れた場所に置いて完全に空中に吊るしていた。ちょうどあなたの目線の位置におっぱいがくるように。


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