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バルディス魔淫伝
【ファンタジー 官能小説】

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拾われて飼われました 後編-13

ごく一部の人類はこの過酷な地から逃れたが、世界て中心部は蛇人が支配した。蛇人たちは大半の原始的な人類を虐げていたが、人類の進化は百万年程度かかったが、文明を築くほどになった。
最初の人類文明、すなわちカメリア、ヴェルリア、グロンダル、トゥーレ、コモリア、アトランティス、レムリアの人類が台頭してきた。数々の戦いの後に、蛇人間の第二帝国は滅んだ。それ以来、ヴァルーシアは人間によって支配された。
一部の蛇人たちはトゥーレ大陸の南部へと逃げて新王国を築いたが、大半は地下へと逃げたか、冬眠もしくは死亡した。だがこの地に留まっていた蛇人たちは世界の支配権を明け渡すことには不本意だった。武力では負けた彼らは、計略へと方向転換した。
変装する能力を使い、彼らは人間の権力者に取って代わって国を支配した。
これは長い間成功していたが、カルという名のアトランティス人がその陰謀に終焉をもたらした。それは紀元前一万八千年のことだった。
カルの支配の後すぐに海神クトゥルフと火神クトゥグアの大災害がトゥーレ大陸を襲った。蛇人間の南王国の終焉のこれが始まりだった。
千五百年後に、何世紀にも渡って災害と奴隷制に苦しんだレムリア人の生存者は大災害を免れた蛇人間の都市に逃げ込んだ。そして蛇人間の南王国は滅んだ。しかしステイジア、その廃虚の上に築いた人間たちの王国は蛇人たちのイグへの崇拝も含む信仰と魔道の多くを引き継いだ。
蛇人間の最後の生き残りたちはさらに南へと逃げ、そして大洋へと辿り着いた。
この地に彼らは最後の都市ヤンヨガを築く。その都市は以前のような壮大さは見る影も無かった。数千年の間存続していたが、紀元前一万年にカルの子孫のキンメリア人によって滅ぼされた。
これがイグを崇拝していた蛇人たちの末路である。土神ツァトゥグアを信仰した蛇人たちはイグの禁忌にふれて蛇やトカゲにされた結果、火神クトゥグアの力の影響で、サラマンダーやドラゴン族へと進化していったのである。ドラゴン族はさらなる進化を続けて、人の姿とドラゴンの姿に自在に変化するまでになった。
海神クトゥルフの影響を受けた蛇人たちもリザードマンに進化したが、アトラク=ナクアの力で歴史に介入した魔道師ディルバスによって衰退し、滅亡したかに見えた。
だが蛇人は滅亡していなかった。
爬虫類の進化の最終形、恒温動物として人類に類似した姿をしていた。
障気の毒は人類に欲情の発作を起こさせ理性をじわじわと蝕み崩壊させるが、大厄災のあとを生きのびたリザードマンの進化型蛇人はフェロモンのように障気の毒を汗や体液に含む。
ディルバスの悪あがきによって、キンメリア人によって滅ぼされた蛇人の種、半蛇半人のラミアとは異なる進化をとげた新種の蛇人となった。
性行為で人の生気を奪取するサキュバスへの進化の過程にある蛇人の少女。
村長のマーシュは村はずれで全裸で見つけられた少女
を保護するつもりだったが、少女と二人っきりで家でいるうちにむらむらと十代のやりたい盛りの若者のように欲情してしまった。
この数年、勃起力が衰えてしまったマーシュはすっかり諦めていた。少女とは会話がうまくできない。少女が話す言葉もマーシュにはわからない。
「くっ、また出るっ」
「んぐっ、ぅうっ……」
マーシュの性器を少女は口から吐き出さずに、舌の上で精液を受けた。こくっ、と小さく喉を鳴らして精液をおとなしく飲み込む。
言葉は通じないが意思は通じているらしい。マーシュはそのまま飲んでくれと思っていたのだ。
マーシュは立ちくらみがしたが、命の危険を感じたりはしなかった。何度も連続でしゃぶらせて疲れたのだと思い、苦笑しただけだった。
少し萎えてくると、マーシュは少女の手首を握り立たせてから、ベットに押し倒した。
上から抱きつき小ぶりな乳房を揉みしだき、少女の細い首に舌と唇を這わせる。
「あぁっ、んっ、んあっ、あぁっ!」
マーシュが指先で乳首を摘まんで弄ぶと、少女はひときわ高い喘ぎ声を上げて身悶える。
「まだ体つきは子供のようなのに、敏感でいやらしいな。いいぞ、もっと声を上げて淫らな姿を見せて楽しませておくれ」
マーシュは乳首を唇でついばみ、舌先で丹念に舐め転がした。
マーシュは数回射精すると、また勃起するまで少女の体をまぶたから足の小指まで舐めまわす。
マーシュは気がついていないが、頬は削げて目の下にくまが色濃く浮かんでいた。
疲れ果てると気絶するようにマーシュはわずかに眠るが、目をさますと少女にむしゃぶりつく。昼夜関係なくマーシュは少女の体を求めた。
「ああぁん、あぁっ、んあっ、はぁぁん!!」
マーシュが無毛の恥丘に顔を埋めて陰唇の上部から、クリトリスを舌先でほじり出すと、執拗に舐め続けている。少女の下肢が小刻みにプルプルと震えているがマーシュは舐め続けた。
「はあぁぅっ、あぁあぁぁっ!!!」
少女が背中をのけ反らせて悲鳴のような声を上げるとマーシュはここぞとばかりに、陰唇を開くと唇を押しつけて少女の愛液を啜ろうとする。
マーシュは舌をのばして少女の膣穴まで舐めて愛液を味わい、鼓動が高鳴る。
全身が火照り、じっとりと汗ばむ。股間のものが痛いほど勃起して張りきっていた。
マーシュは愛液まみれの口元をぬぐうことなく、顔を上げると少女の足首をつかんで下肢を開かせた。舐めまわされた陰唇がひくひくと震えていて、少女の息づかいが乱れている。
マーシュが少女の顔を見つめると、目を潤ませて見つめ返してくる。
マーシュは両肩に少女の脚をのせ、少女の小さめの割れ目に勃起の先端をあてがう。
肉槍の先端が少女の割れ目を押し広げて挿入されていくと、少女が嫌がるように眉をしかめて顔を振るが、マーシュはそのまま根元まで深く少女の中にぐいっと押し込んだ。
「ああ、締めつけてくるだけじゃなく、中で絡みついてくる……すぐに出てしまいそうだ、くうっ!」
マーシュは、すぐに腰を動かすことができなかった。


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