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真夜中の公園で……
【OL/お姉さん 官能小説】

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真夜中の公園で……-1

皆さん、こんばんは。
初めまして、この近くの小さな会社で、至って普通のOLとして働いている宮本 愛菜(みやもと あいな)と申します。
年齢は二十な……って、そんなことはどうでもいいですね。とにかく、そろそろ結婚願望が強まってくる頃であるということだけを記しておきます。
今回は、そんな私が体験した少しエッチなお話をさせていただこうと思っているのです。
そう……あれは今から1週間前、とある寒い冬の日のことでした……





「はぁ……寒ぅ……」

時刻は21時。この日の私は仕事を終えた後、スタイルを引き締めるために通い始めたスポーツジムに向かい、2時間ほど汗を流しました。
その成果もあってか、私の体は適度に引き締まり、自分で言うのもなんですけれど男の方々の好みに合うような体形になってきたと思っています。
しかし、残念なことに2か月ほど前にお付き合いさせていただいていた男性から一方的に別れを切り出されてしまいました。
どうも私のほかに、若くて綺麗な彼女が出来たそうです。

あまりにも急な出来事に思考が付いていかず、何とかその男性にはお付き合いを続けてもらうように頼み込んだのですが……
非常に残念なことに、私は捨てられてしまったようです。
そんなことがあったこともあり、私は男に振られたストレスを晴らすかのように、ジムで汗を流しました。
その結果として、いつもより帰宅が大幅に遅れてしまったのですが……

ともかく私が家に向かって歩いていると、その途中でとある公園に差し掛かります。
この公園は非常に大きく、昼間は多くの子供連れの女性の方たちで賑わっているのですが、流石に夜には誰もいないようです。
街灯も少なく、昼間と同じ場所とは思えないほど不気味で静まり返っていました。
しかし、私の家はこの公園を横切らなければ辿り着くことができない場所にあるのです。
私はいつも通りに公園内へと足を踏み入れました。

「……」

公園は遊具が設置されているスペースと、高齢者向けの散歩道とに分かれています。
この散歩道は公園の出入り口をつないでいる通路でもあり、両脇には木々が生い茂っていました。
いつもならばまだわずかに太陽の光が差す時間帯に通ることが出来るのですが、先ほど言ったように今は街灯の光もほとんどありません。
あまりにも不気味で心細かったです。

幽霊でも出るのではないかと震えながら歩いていると、突然ガサガサと木々に生い茂る葉をかき分ける音が聞こえました。
私はびっくりしてそちらの方向を見たのですが、暗くて何も見えません。

しばらくその方向を眺めていましたが、それ以上の異変が起こらなかったために足早に歩き始めました。
その時です。再びガサガサと音が鳴ったかと思うと、何者かが私に抱き付いてきました。
私はびっくりして振りほどこうとしましたが、その何者かはどうやら男性の方らしく、私は圧倒的な力で押さえつけられ、茂みの中に引き込まれてしまったのです……


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