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第一節『start』
【コメディ 恋愛小説】

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第一節『start』-2

『ガチャッ!』
優綺は部屋のドアを開けてベットの上に寝転がり、ケータイの画面を見た。すると、亮太から電話がかかってきた。
『もしもし!久しぶり!亮太やけど…』 『オ〜。久しぶりぶりやな!初詣の時以来か。』
『そうやな〜。あれから忙しかったからなぁ…。』
『それはそうと亮太、何の用なん?』
『あ、あぁ!そうやな。あんな、お前このゴールデンウイーク暇か?』
優綺は一瞬、心臓がドキッとした。
『えっ!?あっ!えーっと、うん!私はゴールデンウイーク全部ヒマ人やで。それがどうしたん?』
『何かなぁ、ウチの野球部このゴールデンウイークほとんど休みやねんな。先生の研修とかで、そんで!俺もヒマやから優綺こっち(堺市)に呼んで2〜3日ウチで過ごせへん?ってウチのお母んが言うてんねんけど…どう!?』
【来た〜!!来たよ、私の時代が!!ここは何が何でも食らいつくのよ!!ファイッ、優綺!!】
『うーん…そやね。私もヒマやし、たまには亮太ママの顔も見たいし。わかった!2〜3日お世話になります!』
『わかった!じゃあ連休の初日に荷物まとめて優綺の家の前に11時におって!迎えに行くから!』
『了解です!じゃあよろしく〜♪じゃあねぇ♪』
『バイバーイ!』
会話を終え、優綺は嬉しさのあまりベットから落ちてしまった。 すると皐月がドアを開けて部屋に入ってきた。
「どうしたん〜?優綺〜?ニヤニヤしちゃってぇ〜!?」
「ちょっ、お姉ちゃん!!いきなり入って来んとってや!!…!!!もしかしてお姉ちゃん、今の話…」
すると皐月はさも当たり前の様にベットに座り、それから優綺に向かって大きく頷いて見せた。 すると優綺は観念したかの様に隣に座り自分の気持ちを全部打ち明けた。
「フーン。つまり優綺はとにかく亮太クンが好きやけど今の関係を壊したくないから告れないと。」
「うん…そうやねん。どうしたらええんやろ?」
「あんなぁ、優綺。告白ってな、するのはめっちゃ勇気いんねんで。そら今の関係壊したないのはわかるけど伝えてみなわからんってのもあんねんで?伝えな何も始まらんし、もしフラれたとしても絶対に亮太クンは優綺のこと嫌いになるわけないって!」
優綺はただただ皐月の話を聞くだけだった。そして少しずつだが自分の気持ちに決心がついてきた様な、そんな感じがしてきたのだった。
大型連休初日…
優綺は家の前で亮太を待っていた。毎年、必ず亮太には会っているが今年は少し特別な気分だった。それは緊張でなく不安でなくましてや以前みたいな姉弟と一緒に遊びに行く感覚でもなかった。
しばらくすると亮太の乗った車が家の前で止まった。
「よう。優綺!久しぶり!ちょっと背伸びたか?まぁ荷物乗せて車に乗りや!」
「うん!」
そう言うと優綺はトランクに荷物を乗せ車の亮太のいる後部座席に座った。
車が亮太の家に向かって走り出した。 心地良い春の風が優綺の髪をすり抜けていく…その表情は自然と微笑んでいた。これからの2人の未来の様に…。
〜続く〜


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