投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

逃亡
【その他 官能小説】

逃亡の最初へ 逃亡 18 逃亡 20 逃亡の最後へ

逃亡-19



 排出される石鹸水に褐色の濁りがなくなるまで、それは繰り返された。
「おい、そこの君!」
 突然、カメラマンの手伝いをしていた若いADが緋村に声をかけられ、表情を強張らせる。
「この脱脂綿で、早瀬警部補の尻をきれいにしてやってくれ。

「あっ…、は…、はい…」
 緊張しきった声で返事をすると、ADは脱脂綿を受け取り、汚れた瑞紀の尻を拭き始めた。
 瑞紀は、ボンネットにぐったりと上半身を乗せ、むせび泣いている。排泄行為という最も見られたくない姿を見られ、あまつさえテレビを通じて実況中継されてしまった今、警察官としての矜持も、キャリアとしてのプライドも吹っ飛んでしまった。見ず知らずの男に排便の後始末をされるという恥辱に震えながら、ただ、子供のように泣きじゃくるしかなかった。
 肛門から蟻の戸渡りのあたりへと、ADはなめるように丁寧に拭いていく。指先がプックリした性器の膨らみに当たり、マシュマロのように柔らかな感触が伝わってくる。そこから可憐なピンクの花びらがはみ出しているのが、目の前に見える。ADは股間が熱く勃起してくるのを感じた。
 その様子を愉しげに眺めながら、緋村はカバンからラテックス製の薄い手袋を取り出してはめると、ADをどかせた。そして、ぽつりと閉じた瑞紀のアヌスをツンツンつつきながら言った。
「今度は、こっちの穴を調べるぞ。」
 緋村はニヤニヤ笑って、人差し指にたっぷりとワセリンを塗ると、急激な排便のせいで赤く腫れた肉穴にグリグリと押しつけていく。
「いやぁっ、痛い、痛いっ!」
 焼けるような痛みを感じて、瑞紀が悲鳴をあげ、ボンネットに乗せた上半身を反らす。
「そうら、力を抜け。」
 緋村はグイグイと力を入れていった。
「あうう、む、無理よ、入らないわ…」
 瑞紀がいやいやをしてしきりにもがく。
 強烈な収縮で侵入を拒む菊花は、なかなか指を受け入れようとしない。緋村は指を回転させながら、ゆっくりと侵入を試みた。すると、固くつぼんでいたアヌスも、やがてわずかに口を開き、ブスリと指が潜り込んだ。
 第一関節くらいまで侵入させると、瑞紀は激痛に耐えかねて
、悲鳴をあげた。
「あぁっ、痛いっ! ぬ、抜いてぇっ!」
「ダメだ。ちょっと我慢するんだ。」
 緋村は力任せに人差し指を根元まで挿入していった。
「くうっ!」
 瑞紀はアヌスをふさがれたせいで、息もできなくなった。
 緋村は指を前後左右に動かしてぐりぐり回転させた。瑞紀はヒップを激しく振って、指の蹂躙から逃れようとしている。肩にかかる髪が激しく波打っていた。
「ふーむ。やっぱり指だけでは奥の方まで調べるのは無理だな。」
 芝居がかった様子で言うと、緋村はズボンのチャックを開けて、再び大きく勃起した陰茎を出した。血管が浮き出たそれを瑞紀の菊の中心にあてると、思いきり腰を送る。
「はうっ!」
 瑞紀の身体が一気に跳ね上がった。
 ふいを突かれた瑞紀は、括約筋を締めるひまもなかった。ビクリ、と肛門をしめたときにはもう太い肉棒が、丸くぽっかり開いた肛門に突き刺さっていた。
「あ…、あ…」
 排泄するための器官に挿入される痛みは、処女喪失以上の激痛だった。瑞紀は口をぱくぱくさせて苦悶する。
 緋村はかまわず、ズブズブと強引に押し込んでいった。アヌスがギシギシと悲鳴をあげているようだ。
「いたっ、痛いぃ…」
 瑞紀が悲鳴をあげる。肉棒が硬い肉筒のなかを無理やり突き進み、肛門を裂かれる痛みが襲っていく。
「おうっ、しまるぞ」
 丸く締め付けてくるアヌスの感触は最高だった。直腸は膣ほどのヌラつきはなく、むしろ滑らないようなベタつきがあるが、この感触もまた格別だった。
 緋村は、ピストン運動を始めた。
「く…、あうう…、お願い…、やめ、やめて…、ああっ…!」
 瑞紀は声さえ出すのも苦痛でたまらないというふうに、切れぎれに言った。緋村の腰の動きにあわせて、アヌスの粘膜が内側にめくれこんだり、突き出たりしている。
 しかし、緋村はかまわず腰を律動させている。愛液と精液がまといついた陰茎は、多少の滑らかさを持って瑞紀の直腸を行きつ戻りつしている。
 緋村は腰を動かしながら、瑞紀の柔らかな胸乳をグニグニと揉み、さらにもう片方の手を股間に這わせていく。
「あぁっ!あぁっ!」
 瑞紀は顔を歪め、喘ぎ声というよりは、悲鳴に近い声をあげている。しかし、徐々に痛み以外の感覚が身体の奥から広がってきた。いつしか、陰裂から蜜が溢れ出て、緋村の指を濡らしている。
「おや、お露がでているんじゃないか?」
「いや…、言わないで…」
 瑞紀は消え入りそうな声で言った。淫らな刺激に反応してしまう自分の身体が恨めしかった。


逃亡の最初へ 逃亡 18 逃亡 20 逃亡の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前