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乙女☆大作戦
【女性向け 官能小説】

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いつも通り定時であがって。
山崎が帰るのが8時なら、ピザより何か簡単な丼ものでも作るかぁ。と
簡単に買い物をして今朝の記憶を頼りに
山崎のマンションに入った。

広いマンション。コイツ・・・・
同期の私と一体幾ら給料が違うんだろう。
もう。いやになっちゃう!

男のくせに割と綺麗に片付いている部屋は
掃除が苦手じゃないのか、
家にいる時間が少ないだけなのか・・・

「家にいないんだろうな」

確かにお給料は私とは段違いのはずだけど。
仕事の量だって段違いのはずだ。

毎朝、受付に座っていて
経管のメンバーに会ったことはない。

始業の15分前から受け付けに座ることになっていて
私服の女性総合職や
スーツの男性社員はぎりぎりの出社の人もいるのだけど。
経管にはそんな人はただの一人もいない。

そんな事を考えながら、ご飯を炊き、簡単な丼ものを
8時を目指して作る。

8時を少し過ぎたころ、
軽く走ってきたのかもしれない。
小さく息を乱した山崎が帰ってきた。

「お帰り」
「・・・あ・・・あぁ。居ないかも。と思った」

「なんで?ね。ピザも良いと思ったけど。
昨日泊めてくれたお礼に、親子丼作ったから」
「は?」
「親子丼。山崎好きでしょう?よく、社食で食べてるじゃん?」
「お前さぁ・・・」
「なに?」

「お前、こ―ゆーの、これで最後な?」
「え?なんで?」
「まぁ、もうこの部屋にも呼ばないからいいけど」
「・・・・」
「色々考えろよ」
「・・・・」





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