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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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友達以上、恋人未満。-4

「いやー、面白かったね、カンガルー同士の熾烈な戦い。」
「…まぁね。」

次の休日に東堂クンと動物園へ行った。それ自体はこの前の水族館と対して変わらない。
だが今回誘ったのは彼じゃなく、私だ。

声を掛けられた彼は、少々思考を巡らせ、そして静かに「分かった…」と返事をし。

菫に挑発されたからではない、私自身も薄々解ってはいたんだ、優柔不断で彼に迷惑を掛けていた事に。

だからこそこうして自ら彼を誘い、そんな関係に終止符を打つことにした。

地元の動物園では、心の底から笑いはしゃぎ楽しんだ。彼に対してのこれまでの罪悪感と
自分自身に対するもどかしさを振り払うように。

「なぁ…、俺ん家寄ってかない?」
「オレンジ買ってかない?」
「言ってない…。」

動物園を後にし、不意にそう口にする彼。

予想外の誘い、一瞬戸惑うもこれは彼との距離を、彼との関係をよりハッキリさせる良いチャンス。

私は清らかな声で返事をし、そのまま歩いた事の無い住宅街へ足を運んだ。



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