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乙女☆大作戦
【女性向け 官能小説】

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「メールで、デートに誘えよ?」
「え!いきなり?」
「あの人は世間話が苦手だ。メールの往復は諦めたほうがいい」
「だねぇ」
「用件だけ突け!回りくどい言い方は無理だ!」
「だねぇ」
「向こうから誘ってくれるなんて夢も捨てろ!」
「だねぇ」

「お前、聞いてんの?」

なんか、酔って来たらしい。
山崎の言葉がポワンと聞こえる。

なんでこいつはこんなに一生懸命になってくれるんだっけ?

「キスもお前からだな」

「え〜。そこまで私からぁ?」

う〜ん。全部私からというシチュエーションに慣れてないな。
私にできるかな〜

「時間かけても進展は難しいよ。一気に行け」

山崎はそんな事をいいながら、私の目を見ないで
さっきからずっとビールをガバガバ飲んでる。

「あんた、明日仕事でしょう〜?飲みすぎ〜」
そんな風に山崎をいさめる私のろれつこそ回っていない。

「酔えねぇんだよ」

「ふ〜ん・・・・」

そう言った私の言葉が、その日の私の最後の記憶になった。

次の記憶はいきなり翌朝に飛んだ。

朝起きたら、山崎の部屋だった―――




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