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マリコ
【熟女/人妻 官能小説】

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携帯-1

 「おはよう菜緒子ちゃん」「おはようございます 真理子さん」いつものように真理子は菜緒子とあいさつを交わす。「真理子さん 全部吸いました?」菜緒子が少し意地悪そうに聞いてくる。「ええ ちゃんと約束は守ったわよ」「さすが 真理子さんですね」などと会話をしながらいつものように仕事に取りかかっていく。

 仕事を始めて1時間ほど過ぎたころから、真理子は煙草が吸いたくて吸いたくて我慢ができなくなり始めていた。ちょうど、タイミングよく銀行に出ていく用事があったのでここぞとばかりに出て行き、近くの喫煙所に入るなり、煙草に急いで火を点け、紫煙を肺の奥深くまで吸いこむ。「我慢できないわね カミングアウトしようかな」などと思いながら煙草の煙を吸い込む。「禁煙」「煙草をやめる」などといった発想を真理子は考えたことがなかった。それほど煙草の虜になってしまったのである。

 その日のおる日休み、真理子は菜緒子とともに昼食を食べに出かけた。いつもなら近くのファミレスであるが、今日は別の店へ。「いらっしゃいませー」店員の女の子の声が店内に響く、お昼時ではあるがお客の数はまばらであった。「禁煙席と喫煙席のどちらに....」と店員が言いかけたところで「喫煙席で」真理子がそう言い言葉をさえぎった。テーブルに座るなりさっそく真理子は煙草に火を点け、紫煙を吐き出す。菜緒子も煙草を取り出し、同じように火を点ける。「真理子さん 煙草は健康に悪いんじゃなかったんですか?」菜緒子が聞いてくる。「こんなに美味しいもの止められるわけないじゃない 吸わないと落ち着かないのよ 吸わないほど健康に悪いわ」先日までの真理子の言っていた言葉とは真逆である。あっという間に一本吸い終わると次の煙草に火を点ける真理子。菜緒子は真理子が自分と同じように喫煙者になったことを内心喜んでいた。真理子は菜緒子がそんなことを思っているとは思っていない。注文していた料理が来て食べ終わると再び二人は煙草に火を点け、紫煙を吐き出す。

 菜緒子が「真理子さん 相談があるんですが?」「え 何よ急に」「実はほかにいいバイトが見つかったのでこの仕事のバイトを辞めようと思うんですが?」「急にどうしたのよ 何か嫌なことでもあったの?」「いえ そんなんじゃなく もっといい仕事があって」「そうね 菜緒子ちゃん若いんだからいつまでもアルバイトではね」「真理子さんこそ まだまだ若いですよ」「菜緒子ちゃん おばちゃんをからかうんじゃないわよ」「そんなことないですよ 彼氏はいないんですか?」「いないわよ」「紹介しましょうか?」「また からかって そのうちね はい 仕事に戻るわよ」真理子は話を遮り仕事に戻ろうとした。「彼しか」真理子は心の中でつぶやく。夫と別れて男と付き合ったこともなく SE●もそれ以来したことがない。彼氏が欲しいわけでもなく、いらないわけではない。夫が女を作って出てしまったので男に対して真理子は抵抗があった。それがいつしか壁となり男が近づきがたい雰囲気を真理子は作っていたのだった。

 その日の午後、真理子が携帯でメールを見ようとした時、「あれ? 画面が出ない?」「菜緒子ちゃん ちょっと」「真理子さんどうしたの?」「菜緒子ちゃん 携帯の画面が急にでないのよ」「ちょっと見せて下さい。」真理子の携帯を手に取り携帯の電源を入れたり切ったりしていじった後、「真理子さん これはショップに持っていくしかないですね」「そう なら仕事が終わっていから行くしかないわね」「真理子さんこの際に携帯をスマホに変えたらどうですか?」「そうね みんなスマホにしてるしね」などと会話をしながら真理子は仕事が終わった後、ショップに行って考えようと思い、仕事に戻っていくく。その日、真理子は終わるとショップに行き、携帯電話はやはり壊れており、修理をするか買い替えるかを勧められスマホを購入してしまったのだった。

 翌日、「菜緒子ちゃん言う通り、スマホにしたんだけど使い方が分からないのね」「真理子さんすぐ慣れますよ お昼に見さしてくださいね」と菜緒子は笑いながら言う。「おばちゃんになるとこういう機械が苦手になるのよ 菜緒子ちゃんもそのうちわかるわよ」そういうと真理子も笑って返す。「もう仕事に戻らないと」そう真理子が言い、吸っていた煙草を灰皿に揉み消した。菜緒子も同じように吸っていた煙草を揉み消し仕事に戻っていく。真理子はカミングアウトし、仕事の休憩時間にも煙草を吸うようになっていき、人前でたばこを吸うことに対して抵抗は全くなくなっていた。
 お昼はいつものように菜緒子と共にファミレスへ店員も真理子、菜緒子の顔を覚えてくれ何も言わなくても喫煙席へ案内されるようになってきた。席に着くと真理子はいつものようにカバンから煙草を取り出し、煙草を吸い始め、菜緒子も同じように吸い始める。「真理子さん携帯見さしてくださいよ。」そういうと真理子の携帯を手に取り、いじり始める。「ちょっと 菜緒子ちゃん変なことしないでよ」「そんなことしませんよ。」「へー これ最新モデルなんですね。動きも速いですし、」「そうなの?私は全然わからないわ?」「真理子さん アプリ入れておきましたので遊んでみてくださいね。」「アプリ?」「え?真理子さんアプリ知らないんですか?」菜緒子は真理子にアプリの説明を始め、携帯に入れたアプリの遊び方を真理子に教えていく。「へー こうやって遊ぶんだ」「真理子さん 結構始めるとはまりますよ」そう笑いながら言う菜緒子「お待たせしました」そう言い店員が料理を運んできた。「菜緒子ちゃん 先食べるわね」そういうと真理子は料理を食べ始める。お互いに料理を食べ終え、いつものように仕事に戻り一日が過ぎていくのだった。

 

 

 



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