投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

痴漢専用車両へようこその最初へ 痴漢専用車両へようこそ 151 痴漢専用車両へようこそ 153 痴漢専用車両へようこその最後へ

『特別』車両、再び-6

「優子ちゃん!先生の目を見なさい」

しかし優子はその目を見る事はできなかった。

「聞いて優子ちゃん。嘘にはついていい嘘と、いけない嘘があるのよ」

今回の場合、それがどっちかは不明だったが、由香里は気にせず優子を責めた。

「だって、こんな道具をあそこに置いてたら、また誰かが酷い目に遭うじゃない。だから持ち出したのよ!」

「で、捨てようと思ったのね」

他の道具でも酷い目に遭うのに、敢えてそれだけを持ちだした事には触れずに、由香里は優しく言った。

「う、うん…」

下を向いたままの優子がコクリと頷いた。

「で、捨てる前にもう1回試してみようと思ったのね」

「うっ…」

図星を突かれた優子の言葉は詰まった。

「呆れた〜、何よそれ〜、あなたそれじゃあ丸ッぽMじゃないの〜、じゃあ、虐められて喜んでたの〜」

陽子の遠慮の無い言葉に、カチンときた優子は思わず言い返した。

「違うわよ!」

「違わない〜、優子はMだ、優子はMだ」

面白がった陽子が変な節を付けて囃したてた。

「ああん、由香里先生、あたしMじゃないのに〜」

優子は隣の由香里の胸に顔を埋めて嘆いた。そんな優子の頭を撫でながら由香里が優しく言った。

「いいえ、あなたはMよ」

「やあん、先生も信用してくれない〜」

優子はグレてやると思った。

「でも、それは恥ずかしい事じゃないのよ。あたしだって、それに陽子さんだってそうなんだから」

「えっ…」

「だって、あのビデオ見て、コレがどんな感じになるのか気になって仕方が無いのよ。2人で必死こいて探したんだからね。それを優子ちゃんが隠していたとはね〜」

陽子が由香里の手にあった乳首クリップを手に取って力説した。

優子が車の中で寝入ってしばらくすると、始末の終えた手島と由香里が、様子を見に行ったマスターと共に降りてきた。

手島の手には優子を撮影していたビデオカメラがあり、優子のその時の状況が気になっていた4人は、優子が眠る車の前で、そのビデオの内容を一緒に確認していた。優子への仕打ちに改めて怒りを覚えた4人だったが、その優子の機転の効いた反撃を見て喜んだ。

「やあん『チンカス野郎』ですって」

優子の下品な言葉にも沸いたが、陽子と由香里はそれよりも気になる事があった。優子の乳首を責めた道具だ。2人は星司の制止を振り切って、スタジオにそれを探しに戻っていたのだ。

新たに登場した女に一通りビンタを貰った骨の折れた2人と、落ち込む2人、それに憮然とする暴力団幹部を交えて、散々それを探したが見つからなかった。2人はキツネに抓まれたような顔をして戻ってきていたのだった。

陽子と由香里がそこまでして、それを使いたいと言ったので、優子は少し安心した。

「そうなんですか。だったら、あたしだけが変じゃなくて、世間一般もそうなんですね」


痴漢専用車両へようこその最初へ 痴漢専用車両へようこそ 151 痴漢専用車両へようこそ 153 痴漢専用車両へようこその最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前