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僕をソノ気にさせる
【教師 官能小説】

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僕をソノ気にさせる-4

「ヤリ過ぎ。……お婆ちゃん来ちゃうよ」
 睫毛の美しさを強調するようなゆっくりとした瞬きで優也の顔を見つめ小声で伝えるが、また男の子とは思えない柔らかな唇で塞がれると、潤った溜息を漏らし、開いたために太ももの間にたわんで張ったフレアスカートの裾が震えた。
「まだ大丈夫だよ」
「だって、さっき、お茶持ってくるって言ってた」キィと台所のドアが開く音が聞こえる。「ほら」
 しかし優也は杏奈から離れず、小鳥のようなキスを唇に繰り返し、緩んだスカートの中に手を入れて内ももを指腹で撫でてきた。
「ひゃっ……」
 より甘ったるい声が口から漏れる。「ヤバい……、だめだって」
 祖母が運ぶ皿にフォークかスプーンがカタカタ鳴る音が近づいてくる。
「んっ……!」
 唇を結んだ杏奈が小さく呻いた。優也の指先がスカートの最奥まで差し入れられて、ショーツの柔らかい丘を指先で擦ってきたのだ。
「優くん、お婆ちゃん、来てる……」
「すごい濡れてる」
 スカートの奥がしっとりとなっているのを伝えられて、杏奈は耳の先を赤く染めた。
「優くん、終わり。……ね?」
 部屋に入ってきた時より潤んだ瞳で言い聞かせると、
「先生、好き、だよ?」
 優也が少年らしいあどけない、しかし誠実な眼差しで杏奈を見つめてきた。
「うん……」
 瞳を伏せて頷いた杏奈の方から、最後にもう一度だけ優也の唇を啄んだ直後に、
「先生、お茶をお持ちしましたよ」
 ドアの向こうから声が聞こえる。お盆を持っているせいでノックができないのはいつもの通りだった。
「……はぁいっ。開けまぁすっ」
 今の今まで潤っていた声を直ちに隠し、意識的に張った声で答えると、杏奈は優也の太ももの上から脚を下ろして立ち上がり、両手でスカート叩いて整えながらドアの方へ向った。
「どうもすみません。わぁっ、優くん、メロンだよ、メロン!」
 杏奈がドアを開けて祖母からお盆を受け取り、殊更にはしゃいだ様子で呼びかける。杏奈が手元から去った喪失感を抑え、模試の成績表を読んでいる姿になった優也は、
「あ、うん。お婆ちゃん、ありがとう」
 と、椅子に座ったまま顔だけ祖母の方へ向けて言った。体を振り返ってしまったら、ジーンズの前が硬く尖っているのを見られてしまう。
「いえいえ、こんなのしかお出しできなくて、お恥ずかしくて……」普段、家に居る時も着物姿が多い祖母は手のひらを左右に振ったあと、「――須藤先生、優也のテストの点数、見てくださいました?」
「ええ、見ましたっ。頑張ったよね〜? 優くん。国語なんて私、ビックリしちゃった」
 朗らかに答えつつ杏奈はメロンが乗っているためにいつもより大きいお盆の置き場所を左右に体を向けて探したあと、ここしかないか、とベッドの上にそうっと置いた。
「先生はお優しいからそうおっしゃってくださいますが……。この子の算数は、私も心配で心配で……」
 そんな杏奈を特に気に留めず、祖母は部屋の中に入って来て優也の近くまで行くと、その背中を撫でる。
「算数じゃなくて、数学だよ。……大丈夫だよ、お婆ちゃん。先生の教え方わかりやすいし。今だってテストで間違えた所、詳しく教えてもらってたんだから」
 悪びれもせず優也が言うのを、ちょっとぉ、という笑顔の混じった呆れ顔で、祖母の死角から口の動きだけで非難した杏奈だったが、祖母が自分を振り返って来ようとしたので、慌ててニコニコとした面貌へ戻し、
「ええ。バッチリです、バッチリ」
 とOKサインを作ってみせた。
「そうですかぁ? どうかよろしくおねがいします。……、先生、この調子でいったら、優也も須藤先生のようにK大に行けますかしらねぇ……」





 祖母は優也のことを溺愛していた。孫たちの中でも離れて年少で、小学生にもなると友達との遊びだの、スポーツだの習い事だので先に生まれた孫たちが構ってくれなくなって、寂しく思っていたところへ優也が生まれたものだから大いに喜んだ。産着やベビーカーといった乳児に必要な物は孫たちのお古が残っているのに、祖母は全て優也のために全て新しい物を買い揃えた。赤子の必需品だけではない。小学校へ上がる時のランドセル、自転車も。初めてのディズニーランドへも祖母が連れて行った。優也のアルバムには、誰よりも祖母が一緒に写っている。
 祖母がとりわけ優也を可愛がるのは他の孫たちと歳が離れているだけではない、別の理由があった。
 優也の父親は工業高校を卒業後、中規模の建設会社に就職した。作業員として各現場で働く中で取得した重機関連の免許のおかげで高卒ながらそれなりの収入を得ていた。だが酒と賭け事に目がなく、仕事後には毎日飲みに行き、休みの日は大抵パチンコや競馬に明け暮れて、貰った給料は殆ど手元に残さずにいた。四十歳を超えて独身、貯金も無いのを見兼ねて親兄姉に厳しく注意されても、典型的な次男坊らしい楽天家は、「まぁ、俺の人生。勝手にやらせてくれよ」と言って生活は改まらなかった。


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