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再会
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再会-7

9.
 本当に、こんなに気持ちが好いのは初めてです。
 今までにも、オルガスムを経験したことはあるけど、そんなのとぜんぜん違うの。もう、身も心も蕩けて仕舞うと思うほど。昔の枕草紙で「死ぬ死ぬ」なんて書いたのがあるけれど、それこそ、死ぬか、気が触れてしまいそう。

 思い焦がれていた秀雄さんに巡り会えて、夢のようでした。
 無我夢中で、どうなったのかよく覚えていないけど、気が付いたら、秀雄さんにお布団の中で愛撫されていたわ。それが、本当に気持ちが好いのよ。
 気持ち好いなんて、普通は声に出していいにくいんだけれど、ひとりでに声が出てしまったわ。

 秀雄さんて、とても上手なのよ。床上手って言うのかしら。どこで覚えたのか、ちょと憎たらしいけれど、触られるだけで、天国に行ってしまいそう。

 気が遠くなりそうなのを必死にこらえて、何か懸命に声を出したらしいけれど、よく覚えていないわ。

 あの挿入の瞬間は、一生忘れられません。
 亀頭が膣に入ってきて、雁首の段差が大きいのよね。入り口のところでコトって一旦止まって、私思わず締めてしまった。それが、とても秀雄さんの気に入ったみたい。あそこが、グンっと太く、固くなって、秀雄さんも声を上げたわ。

 抜き身って言うの、コンドーム無しで、秀雄さんの皮膚が直に粘膜を擦って、入ってきた。
 死んだ主人は、未だ子供は要らないって、初夜からコンドームを嵌めていました。だから、抜き身でするのは、秀雄さんが最初。

 素晴らしかったわ。言葉には表せない。ただもう、お汁が出っ放しで、イクなんてもんじゃない・・骨盤も尾底骨もとろとろ蕩けそうになって、夢中で秀雄さんにむしゃぶりついていたわ。

 秀雄さんのアレが、奥深くまで入って、そしたら付け根のところがお小根に当たって、やわやわと刺激するの。強からず、弱からず、自分でオナニーしてもあんなに上手くは出来ないわ。

 膣の中の秀雄さんも、粘膜が直に触れ合うって、本当に素晴らしいわ。秀雄さんの愛液も出ているらしくって、ぬめり具合が堪らない。お臍の下がじんじん痺れて、私の方もお露がじゅくじゅく出たわ。

 セックスがこんなに素晴らしいなんて、思っていなかった。好きな秀雄さんが相手だから余計そう感じるのかも知れないけど、でも秀雄さんに、初めて女の喜びを教えて貰ったわ。
 秀雄さんが、とても上手なのが気になるけど、奥さんもいるんだし、しようがないわね。

 秀雄さんと結ばれていて、赤ちゃんを欲しくなってしまった。シングル・マザーでもいいから、生みたいところ。
 子宮が秀雄さんの子種を欲しがって、震えていたわ。

 私が好くなって、秀雄さんも好くなって、1センチでも奥に入れて欲しいと、恥ずかしいのも忘れて股を開いたの。股の柔らかいところがぴったりと合わさって、とても気持ちが好かった。そしたら、秀雄さんのアレが、急に震えだして、グンと一回り太くなった。その時よ、子宮の入り口に、プルンって当ったの。 もうだめっ。

 アレがクンクンってしゃっくりをしたら、子宮の中に精液が飛び込んできたわ。秀雄さんがイッタと思った瞬間、お腹がクワーって熱くなって、子宮がうねったわ。子種が入って、子宮は一生懸命、精子を奥に送り込もうとしているのよ。 涙が出そうになったわ。

 秀雄さんの愛液に満たされて、全身を抱擁されて、私は昇天しました。  



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