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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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12.花客に曝け出した散美-9

「いいのかよぉ? 孕んじゃうかもしれねぇぜ?」
「……その代わり、……しないで」
「あ? 何のこと?」
「だからっ……、お、お……、お尻、抜いて……。あの人に、抜いてって、言って……」
 竜二は身を左右に捩って、正面座位がもっと深く入るように悠花を引き寄せると、
「あ、そ。じゃ、中にぶっ放すわ」
 と、ピストン再開を告げてくる。
「あっ……! 待って、さ、先に、外してっ!! お尻っ!!」
 ジュルッ、と腹の中で音がした気がした。悠花と竜二の会話の内容を無視して、健介が更にシリンダを押してきたのだ。既に注入された薬液は、悠花の直腸へ馴染み始め、地鳴りのように腹の中の蠕動を誘発し始めていた。
「俺をイカせればいいんだよ? だろ?」
 言った後、おおおっ、と竜二は腰を前後に振って、男茎にもたらされる悠花の柔らかいが強く絡み付いてくる襞を味わい始める。
「あっ、……、やだ……、抜いて……、んんっ……、抜いて……」
 どうしても漏れてしまう喘ぎの中、憑かれたかのように繰り返す悠花へ、
「ほら、中に出すぜ? たっぷりマンコで飲めよ?」
 と竜二が細いウエストを抱きしめるように深く貫き、凶器で悠花の中を掻き回してきた。
「あっ、くっ……、いい……、いいからっ、出したら……、抜いてね?」
 抱きしめられながら、快楽と苦悶の混じった、どんなメディアに対しても見せたことのない淫妖な美貌で、すぐ前の竜二へ必死に訴える。竜二は至近で悠花の涙目を残忍な光を宿した瞳で見据えながら、
「中に出して欲しけりゃ言えよ。カレシの前でよぉ……。『中出しして』ってな? ケツの穴、やめて欲しいんだろ?」
「やっ……、そんなっ……」
 竜二に言われて苛む菊門に意識の外に追いやられていたバゼットの存在を強制的に思い出さされて退じろぐ悠花に宣誓を迫るかのように、会話を聞いていた健介が背後から無慈悲に一層の強みを増して薬液を注入する。
「んぁっ! ……中出ししてっ! 早くっ!!」
 腹の中に充満してくる薬液への焦りから、竜二の指示するままに大きな声で声で叫んでいた。痴言を吐くや否や麗しい唇に竜二がむしゃぶりつき、悠花の唾液を吸出し、己の唾液を流し込みながら、最後に渾身の一撃を見舞わせると、先端からずっと堪えてきた劣情の体液を迸らせてきた。竜二の性嗜好を擽って止まない悠花の被虐姿を前に何度も堪忍されてきた精液は、すぐ背後に巻き起こる薬液とは対照的に凄絶なまでの熱さで爆発した。
「ああぁっ!」
 竜二の射精と同時に、悠花も何度目か分からない絶頂に脳髄が痺れて、竜二に抱きしめられながら正面に倒れこんで身を崩した。竜二が抱きかかえたまま射精後の脱力に仰向けに倒れこむと、悠花は膝をベッドに倒し、跨り繋がったまま刺青の胸板に覆い被さるように身を伏せた。竜二の異形の男茎は未だに悠花の中で、先端から残滓を中に迸らせていた。
「何cc入った?」
 遠くから竜二の声が聞こえた。その意味をしばらく咀嚼したのちに、未だに菊門を異物が貫いている感覚が蘇って、ハッとなった。
「抜いて……。い、言ったでしょ?」
 竜二に上半身を掴まれて身動きができなかったが、約束を思い出した悠花は横を向いて目線を後方に向けて健介に言った。
「……500くらいだな」
 500といえば、ペットボトル1本に相当する。健介の回答に思わず悠花は具体的な事物を想像してしまって、既に体に注入された生々しい量を思い知る。
「どんだけ入れんの?」
「初浣腸だかんなぁ。でもよぉ、瀬尾悠花くらいの女なら、ギリまでいっちゃっていいんじゃん? 見てみたいっしょ?」
「やっ! ……ちょっ、や、約束が、ちが……、……、うがっ……!」
 チューブが抜かれるどころか、更に薬液が内部に注入されてきて、悠花は美貌の芸能人とは思えぬような呻き声を発した。体を固定されたままでの注入は、竜二のピストンに体を揺さぶられながら入ってきたよりも、量も苦しさもより強く意識させられる。
「く、くるし……、もう、やめ……」
 腸内では薬液の作用による轟きが何度も巻き起こっていた。先端から悪夢のような液を流し込んでくるチューブは、くしくも崩落を押しとどめるために括約筋を緊縮させる命綱になり果せていた。
「……レイプ相手に何約束なんかしちゃってんだよ。バッカじゃねえのぉ? 彼氏の前で、中に出して、とか、よく言えんなぁ」
 竜二が流し込まれる薬液から逃れられないように、下から悠花を抱きしめて身動きが取れない状態にしながら、今や快楽よりも苦悶の方が強くなった顰眉の表情を見上げてくる。
「ひ、ひど……、い……、んんっ!」
「まぁ、500も入っちゃったんじゃぁ、手遅れだったよなぁ。あーあ、せっかく中出しさせたのによ。てかビッチ女にとっては中出しの方が嬉しかったのかもしんねぇけど」
「……、や、もう……、許して。これ以上……、入らないっ!」
「とかなんとか言って、浣腸されながらマンコがギュウギュウ絞め付けてくんだけど」
「あっく……、そんなっ……」


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