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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈狂宴・中編〉-2

『あらぁ、何も食べてないのに元気ねえ?そうか、ウ〇チでお腹がいっぱいだから元気なんだぁ?フフフフ……』

(ほ、ホントに何なのよぉッ!!変態ぃ!!)


優愛が上半身を左に捻るとタムルは左側から手を伸ばし、右に捻ると右側から手を伸ばす。
不自然な姿勢のままでの“逃走”に、優愛の呼吸は直ぐに乱れ、鼻と口を覆う奈和のパンティーの股布は、パタパタと萎んでは膨らんだ。


『あんッ!?今、優愛ちゃんのオッパイに触っちゃった……ムニュッてしたけど、ブラジャーの厚みかしら?それとも……』

「!!!」


タムルは優愛の顔を覗き込むと、胸に触れた右手を擦りながら、わざとらしく驚いた表情を作った。
きっと戯けながら弄び、嘲笑いながら姦すのだろうと優愛は直感し、改めて病的なオヤジを嫌悪すると共に、背筋が凍っていくのを感じていた……。


(な…何よぉ!?手…手を近付けないでよぉッ!!)


グニャグニャと五本の指を動かした両手が、左右から優愛の胸元へと近付いてきた……これでは身体はどちらにも捻れず、逃げ道は無い……苦し紛れに優愛は背中を反らし、その両手を間を突破しようとしたが、背もたれの枷に手首を掴まれていては、それは不可能というものだ……。


「あがあぁぁッ!!」


ピンク色のベストが掴まれ、ボタンが弾けて床に散らばった……そこには薄汚れたYシャツと、奈和と良く似た小振りな山並み、そして薄らとオレンジ色の防着が透けて見えていた……。


『やだ!優愛ちゃん、ブラジャーが透けちゃってるぅ!』

「ッ!!!」


危惧した通り、タムルは優愛の神経を逆撫でするようた態度を取って、好奇心と嘲りに満ちた瞳を向けてきた。
それは実にイヤラしく、陰湿な“戯け”であり、殺意と恐怖が鬩ぎあう優愛の心をケラケラと笑うに等しかった。


「うぎいぃッ!!ふぎぎぎ!!」

『ほら、お姉さんも怒ってるわよ?「そんな恥ずかしい格好しちゃ駄目!」って』


妹の肌を露出させようとするタムルに声を荒げる景子すら、嘲りの対象とされてしまっている。
淫虐な指がYシャツの胸元のボタンに掛かり、それを外そうとすると、優愛は再び激しく暴れだした。


(あ…あぁッ!!この…手ぇッ…し、しつこいのよぉッ!!)

『駄目ッ…!そんな暴れたらボタンが弾けちゃう!!』


胸元を守りたいと懸命に捻られる身体……Yシャツを握った手は、優愛が左に向けば右に引っ張り、右に向けば左へと引っ張る……ブツブツと呟きながらボタンは弾けていき、Yシャツは優愛にとって無用な長物と成り下がった……。



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