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ハツミ
【OL/お姉さん 官能小説】

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トモキ 2nd Story-17

「ハツミ…。」
俺は何度もハツミの名を呼ぶ。名前を呼ぶ事によってハツミが今この瞬間、俺だけのものである事を確認しようとしていた。出来る事ならこのままずっと永遠にハツミを俺だけのものにしてしまいたい。だが、通常よりも思考が鈍るであろう今、その願いをハツミに伝えるのはどうも卑怯な気がした。

ハツミは俺に突き上げられるだけでなく、俺の首に腕を回し自分からも腰を上下に振り、貧欲に快楽を求めた。
その美しい体を恥じらう事なく俺に見せ付ける。
『あっあぁ!っはぁ!んんっ、トモキ…。』
そしてハツミはあえぎ声に混じり俺の名を呼んだ。眉を寄せ少し苦しそうな顔をしはじめたハツミ、きっと絶頂が近いのだろう。それを悟った俺はハツミに伝える。
「イっちゃいなよ!まだまだ終わらせるつもりはないけど。」
『うっん、あぁっあぁ、あん、あっ!』
俺の言葉を聞いたハツミの声が一層大きくなる。俺は今度こそハツミを絶頂をへといざなう為に秘芯を親指と中指とで摘む。
『やっん!トモキ、ダメ!そん…な事したら、……イっちゃうっ!あっあぁぁ!!』
ハツミは体を大きく痙攣させ、絶頂を迎えた。虚ろになった瞳がたった今味わった快楽の強さを示しているかのようだった。だが俺はハツミを突き上げる腰の動きを止めない。その為ハツミは絶頂の余韻に浸る間もなく、また新たな完能の旋律を奏でる。
『あっあんっ!あっ、壊れちゃう!壊れちゃうよっ!!』
「ハツミ…壊れて。もっと俺を感じて?」
そう言うと俺はハツミをソファーから下ろし、ソファーに上半身を預けさせ、腰を支えハツミの果実を俺に向けて付き出させた。俺はハツミの後ろに膝立ちになり、一気にハツミを貫いた。
『あぁぁぁぁぁっ!!』
その瞬間ハツミが二度目の絶頂を迎えた。強く体がこわばり、先程同様激しい痙攣が起きる。その痙攣により俺自身は強く締め付けられ、痛い位だった。その締め付けにより俺にも限界が近付く。だが貫くスピードを緩めるつもりはない。
「くっ、ハ…ツミ、俺もイキそっ……」
そう言い終わらないうちに俺は限界を迎えた。理性と欲望の合間で葛藤した後、果実から俺自身を引き抜きハツミの背中に絶頂を解放する。
ハツミは息も絶えだえに俺を振り返る。
「大丈夫??」
そう尋ねた俺にハツミは
『大丈夫よ。シャワー行こ??』
そう言った。俺はハツミを抱き上げ、浴室と思われるドアを開けた。きちんと整理された洗面所には様々な化粧品や髪のスタイリング剤が並び、浴室全体が女らしい甘い香りで溢れていた。
抱き上げたままだったハツミの唇にキスをするとハツミをバスタブの淵に下ろす。自分の足で立ったハツミはバスタブに湯を溜めるためにコックを捻る。バブルの入浴剤を手に取りバスタブに注ぐとシャワーを出し、温度を確かめる。
俺とハツミは一通り体を清めると、どちらからともなく唇を求めあう。唇を触れあわせるだけでは足りず、舌を探りあい、歯が当たりそうなほどの深い深いキスをする。どれ位の時間が経っただろうか、ハツミが呼吸を求める様に唇を離すと、唇が離れる事を惜しむかの様に糸を引く。
俺はハツミの体が冷えてしまうのではないかと思い、ハツミを抱き上げバスタブへと足を踏み入れる。バブルの入浴剤が良く泡立ち、足に触れる泡が心地いい。ハツミと共にバスタブに体を沈めるとお湯の暖かさとは別の熱りが体を熱くしている事に気付く。俺のこの熱りを鎮められるのは今腕に抱いているハツミだけだろう。
「ハツミ…。」
愛しい人の名を呼び、強く抱きしめる。
『どうしたの?トモキ??』
ただ単に名前を呼ばれただけだというのに、このこみあげてくる愛しさは何なのだろう?永遠にこのままハツミを腕の中に抱きしめていたい、心からそう願った。
「ハツミ…。」
再びハツミの名前を呼びキスをする。キスに応じたハツミは俺の口内をくまなく舌で探り、時たま触れ合う唇の合間から熱に侵されたような吐息を漏らす。ハツミにも俺と同じ様に熱りが体に熱をもたせている様だ。


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