投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

彼女のオートバイ、彼女の島
【同性愛♀ 官能小説】

彼女のオートバイ、彼女の島の最初へ 彼女のオートバイ、彼女の島 0 彼女のオートバイ、彼女の島 2 彼女のオートバイ、彼女の島の最後へ

第一話-1

(あっ、あぶない)
学校の帰りに、産業道路を歩いていると、
おじいちゃんが車道の真ん中で立ち往生しています。
杖をついているけど、
脚がプルプルするばかりで前に進みません。

こちらに渡りたいみたいだけど、反対車線のことだし、
こっちの車線も車が通っているので、
助けに行けません。

バイクが一台止まって、
ライダーの人が後ろの車に手を上げながら、
おじいさんに駆け寄っていきます。

おじいさんの手を引いて、
車を止めながらこっちにやってきました。

「やだ!原さんだ!男の人かと思った!」
「あれ?同じクラスの…。相川、さん?」

プッ、プッ
停めたバイクの後ろの車が、
クラクションを鳴らします。
「わあっ。ゴメン、あと頼む」
「うん、いいよ」
原さんは後ろの車にあやまりながら、
バイクに乗って走り去って行きました。


次の日に登校してすぐに、
廊下を歩いている原さんに声をかけます。
「原さん!」
「あ、昨日はどうも」
「あのあと、おじいさんは大丈夫だったよ。
家の人が探してて、すぐに引き渡せたから。
ちょっと認知入ってたんだって。
事故になんなくて良かったね」
「そっか、良かった。気になってたんだ。ありがとう」
「うん」
「ところで、その…。バイクのことなんだけど…」
「先生に言うね!
うちの学校、
一応お嬢様校だからキビシイと思うよ!」
「うっ…。ムゴイ」
「口止めに私も乗せて!後ろでいいからさ」
「はい?あに言ってんの?」
「今、はいって言ったー!
遠くに行こうよ。行けるんでしょ?バイクなら」
「タンデムツーリングってこと?
まぁ、行けるけどさぁ」
「じゃ、決まりね!
どうせなら泊まりで行こうよ。私、海がいいな」
「どうしてこうなった…」
「私、風香。フーカでいいよ」
「優デス…」


朝早く待ち合わせをします。
「あれ?こないだとバイク違うね?大きいのかな?」
「うん、このあいだのSDRは一人乗りだからね。
こっちのほうが力も有るし」
「えす•あーる•えっくすて書いてある。大きいんだ?」
「SRX600。軽くて扱いやすいよ」
「…ふうん。かっこいいね」
「だろー。
古いバイクなんだけど、モダンなんだよなぁ。
親父も言うけど、このタンクの形がさぁ…」
「違うって、優のことだよ」
「なんで?バイク褒めてよ」
「じゃ、行こー!」
「ハイハイ。
メットは私のスペアだけど、内装は洗ってあるから」
「うん」
「これインカムね」

「あの…。フーカさん?」
「なに?」
「あんまり胸、押し付けないでくれる?大丈夫だから」
「優は胸ないね。背、高いけど」
「そこは触れないどいて…」

「バイクって気持ちいいね!」
「自由でいいよ。自分で乗ると、なおいいよ」
「後ろも楽しいよ。
優はけっこうキンニクあるね、肩幅広いし」
「実家が工務店で、時どき手伝いしてるから」
「ガテン女子校生だ!お父さん大工さん?」
「叔父さんと、その三人息子がね。
親父は事務方を仕切ってるよ。
兄弟でバイクバカだから、
色々乗らしてもらってるんだ」

水平線が見えてきます。
「わぁい!海だー!
すごいね、山の上から海の底が見える。きれー!」

細いクネクネ道を行きます。
「おっと?なんだこりゃ?」
「わぁ!カニだ!
カニが道路一面にいるー!キモイー!」
「なんか大移動の時間に当たっちゃったなぁ」
「踏んだらカニミソ!」
「ちょっと待とうか、踏んだらかわいそうだし」
バイクを止めて待ちます。

道端に座りこんで話をします。
「優は運転上手だね」
「子供の頃から乗ってるからね」
「盗んだバイクでー走りだすー♪」
「違うって。
河川敷やミニサーキットなら免許いらないんだって」
「ふうん。
今までクラスで話したこと無かったね。
あんまし話し、しないほう?」
「ファッションやコスメの話は無理だし」
「あー、そんな感じだもんね」

しばらくすると、カニの横断は終わって、
また走り出します。


民宿に着いてお風呂に入って、食事が出ます。
「刺身っ!刺身っ!」
「優はお魚好きなの?」
「好きなんてもんじゃないよ。ご馳走と言えば魚だよ。
魚食べられるからツーリングOKしたんだ。
アフフン」
「あはは、魚に釣られたんだ。
良かったね。私のも食べなよ」
「うは!フーカさん優しいなぁ。頂きマース」

「ぬおーっ!畳に布団は手足が伸びるーっ!」
「運転大変だったでしょう?」
「いやぁ、フーカさん軽いし、
怖がらずに一緒にコーナーに入ってくれるから」
「今日、とても楽しかった!
連れてきてくれてありがとう!」
「わっ!?なんか近くね?」
「私とくっつくの気持ち悪い?」
「さっきまでタンデムしてたし」
「私のこと嫌い?」
「嫌いなら一緒にツーリングこないし。
わっ!なにするの!?」
「私は優のことが大好き!ダメ?」
「ダメとかじゃないけど…。
えっ?チューとかするの?
あっ!!どうしてユカタ脱ぐのっ!?」


ちゃんちゃん


彼女のオートバイ、彼女の島の最初へ 彼女のオートバイ、彼女の島 0 彼女のオートバイ、彼女の島 2 彼女のオートバイ、彼女の島の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前