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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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8.女神の宣託-3

「あはっ……、もおすぐ、見えちゃうかな? エッチな毛ぇ……」
 村本に実況されると、どうしても下着の縁が通過している境界がかなり下まで引き下ろされていることを敢えて認識させられてしまう。もともと悠花は体毛が濃いほうではなかったが、モデルとしてどんな衣装にも対応すべく、アンダーヘアのメンテナンスはエステに定期的に通うことで完璧に行っていた。だがエステではVゾーンと言われる、下着や水着の縁については殲毛処理を行うが、全てのヘアを処置するわけではない。
「んあっ……、ふあっ……!」
 突然村本が頓狂な声を上げて、腰を前後にしきりに揺すっている。下着はもう殆ど脚の付け根の近くにまで引き下ろされていた。そしてまた、村本が射精寸前のような挙動をしている――。両手を繋がれているので、頭を上げて覗きこまなければ下腹部の状態はわからないが、そうしなくても下着の感触と村本の反応だけで、どこまで見えてしまっているかは充分想像できた。
「はううっ! ……は、は、悠花ちゃん!! うっく、あっ……。み、見えたよぉ。エッチな毛っ」
 露骨な表現で叫びながら、男茎がまた握ってもないのに、ビクビクッと大きく震えた。さっきまで悠花を歯ブラシで攻めながら頻りにしごいたために、完全に伸び切って輪ゴムからも外れてしまい、かなり上までコンドームがズレあがり、先端は精液溜まりだけでなく、本来亀頭に被さっていなければならない部分がダラリと余ってしまっている。下着を脚の付け根よりも更に引き下ろすと、一瞬滞るポイントがあったが、力を入れるとスカートの時とは逆に悠花の小尻に掛かった重力を乗り越えた。
「ああっ……、す、すっごぉい……!」
 眼下には絶景が広がっていた。滑らかできめ細かい肌が、美しい太ももから下腹部に向かって、完璧な曲線を描いて続いている。脚を重ねてピッタリと閉じたその中央に美しく整えられたヘアが息づいていた。
「は、悠花ちゃん。……悠花ちゃん。見えちゃったよぉ……」
 痴れたように何度も同じ言葉を繰り返しながら、
「こ、こっちもぉ、パ、パンティも、よく見せてっ……」
 と、悠花の膝の辺りを跨いで立って、前かがみになりながら、脚の付け根まで下ろしていた下着を太ももからブーツに向けてスルスルと引き下ろしてくる。
「うっ……、いやっ。やめてよっ……!」
 脚をしっかり閉じ合わせていても、薄布は容易く、しかもブーツの踵に引っかからないように丁寧に抜き取られてしまう。悠花を跨いで中腰になりながら、もう泣き出しそうな気色悪い表情で下着を両手で広げると、悠花の目の前でまじまじと観察し始める。
「……ちょっとっ! やめてっ!」
 目の前で下着を広げられて、今の今まで体に密着していた部分を見られるなど、悠花ならば考えられない無礼な所作だった。
「ああ……」
 まるで恭敬すべき意匠でも鑑賞するかのように、下着を広げて小さく声を漏らす。
「す、すごぉい……。パ、パンティ、すっごくシミになってるよぉ?」
「うっくっ……。ウ、ウソつかないでよっ!」
 いちいち声に出されて申し伝えられると、顔から火が出そうになる。
「あはっ……。ウソと思いたい? でもほらぁ、オマンコに食い込んでたとこ、ビチョビチョになっちゃってるしぃ、しかもこんな後ろまでシミつくっちゃってぇ……」
(……! 言わないで)
 卑劣で醜悪な脅迫者に歯ブラシ一本でクリトリスをイジられただけで盛大に汚してしまった。その事実は悠花の美人モデルとしての矜持を潰滅させてくる。自分でもそこまでとは思っていなかったのに、お尻の後ろの方まで染みを広げてしまった、そのことを変態男から伝え聞く羞恥に、悠花はこのまま男の股間の急所を蹴りあげてしまいたくなる。


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