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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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8.女神の宣託-17

 背後から要求されても俯いたままの悠花だったが、今度は両肩を掴まれて背を充分に反らされ、自然と突き出されるようになったヒップに音を立てて男茎を打ち付けられると、またも嬌声をあげて仰け反ってしまう。全身を覆う甘美な痺れの中、薄目を開けて正面を見た。
 目の前には相変わらず鏡があった。立ったままスカートを捲られ、それを契機に噴射されて飛び散った精液は鏡の上で既に乾いていた。その中に、四つん這いで正面から対面している自分が映っている。後ろからは緩んででっぷりとした体躯に剛毛を纏わせ、女性物の下着を顔面に被った変態男が、デニムミニがめくれ上がったヒップへ股間を密着させていた。付いた両手の奥には、内側を流れ出た精液でベットリ汚した美脚まで見えた。まるで男の劣情の玩具のような扱いを受けている女――、鏡の中の自分はまさしくそんな姿だった。
「んっ……」
 屈辱感に耐えかねて、思わず俯いてしまう。
「ほらっ……、ちゃんと見るんだよ。俺とエッチしてるとこ。……ほらっ!!」
 ズンッ、と下半身に衝撃が走り、
「うああっ!!」
 と声を上げて仰け反って顔を上げる。体がビクンッと震え、ショップ店員に整えられた髪が乱れて肩にこぼれ落ちた。
「ね? エッチな顔になってるの、自分でも分かるでしょぉ? ほら、認めなよぉ? イヤラしい子だってさ」
「い、いや……、誰が……」
 その瞬間、パンッ、パンッ、と二回連続で打ち付けられる。
「ああっ……、やぁっ……!」
 膣の中はぎゅっと亀頭を締め付け、すぐにもう一回抉って欲しいと懇願していた。しかしやはり三回目は来ない。暫く間を置くと、村本は悠花の腰のくねり、肩の震え、そして胎内の圧迫感を測りながら、絶妙なタイミングで再び二度突きをしてくる。悲鳴を上げて、肘が折れて倒れ込みそうになるのを、肩を抱えて許さず、常に鏡に犯されている姿を見せながら、ランダムに出し入れを継続してくる。室内には荒い息遣いだけが聞こえて静まり返っていたかと思うと、肌と肌が打ち鳴る音と悠花の悲鳴が響く。そしてまた暫く静まる。気の遠くなるような時間、それが続けられた。あと一回、二連続の打突の後そのまま打ち付けてくれれば、あの歓喜の落下感に身を投げ入れることができるのに、それは絶対にやって来なかった。すぐそこに絶頂があるのに、動きを止められると、後一歩昇ることができずに、ズルズルと斜面を引きずり降ろされる、そんな思いを繰り返し何度も味わされ続けた。
「も、もうやめて……」
 頭がおかしくなる。悠花は危機感を覚えて息絶え絶えに呟いた。
「ん〜? やめてほしいのぉ? どおしてぇ?」
 ネットリと絡みつくような声で、身を倒して背後から悠花に覆いかぶさるようにしながら、振り乱れた髪の隙間から覗く耳に囁きかける。
「……もう、いや……」
 頬を涙が落ちた。その涙の意味は、もう悠花には分からなくなっていた。
「んふっ……、『イヤ』、じゃないでしょぉ? 『もっと』じゃないのぉ?」
 覆いかぶさり、奥までうずめながら、腰をくねらせて傘の縁で内壁を上下左右擦り上げる。それだけでも、焦らしに焦らされた悠花の体は、村本の男茎を奥へ引きこもうとしてしまう。
「あっくっ……、ム、ムリ……、……こ、こ……、壊れる……」
「あはっ……」
 耳元からあの笑い声が聞こえた。急に上半身の前に触れられたかと思うと、脇の下から差し入れられた両手で上体を支えるようにして、膝を付いたまま身を起こされた。支えた両手は、指を広げて、悠花のバストを両手で揉みしだいていた。
「んあっ……、やんっ……!」
 鏡に映る悠花は、背後から思う存分バストを穢らしい掌で蹂躙されていた。
「ああっ……、柔らかいよぉ、悠花ちゃんっ」
「あっ……、んっ……」
 やめて、と言えなかった。二度突きでトロケそうなほどほぐされた体は、無礼な指使いでバストを弄撫されても、嫌悪感よりも悦楽のほうが上回っていたからだ。
「ほら、モミモミされてるよぉ? 悠花ちゃん。こういう風にエッチされるの、好きなんでしょぉ?」
「やっ……、別に好きじゃない……」
 真っ赤になった悠花に、また強烈な二度突きが見舞われる。
「んああっ!!」


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