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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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8.女神の宣託-11

「ね、悠花ちゃん。……チューしよぉ?」
 ただでさえ醜悪な顔がイヤラしさで見るに耐えないのに、顎から下着をずらしてヨダレまみれの唇を晒して、舌を上下に蠢かせて見せる。体を合わせて、絶頂の悦びを感じておきながら、その醜然を目の当たりにすると全身を悪寒が走った。ヒゲ面で、不潔そうな唇に自らの唇を触れるなどありえないことだ。
「……やだ。絶対……」
「あはぁ……」あの苛つく笑い声に嗤笑を含ませて、「もしかしてぇ、彼氏以外とはキスしない、なんて、可愛らしいこと言っちゃうとかぁ?」
 と言いながら、腰を両手で持って、正面座位のままクイッと腰を動かしてきた。
「はうっ……!」
 この体位だと、悠花のウィークポイントが更に深く刺激される。意識が遠のくまで翻弄されてオーガズムに痺れていた花園に、さらに弄戯が加えられて、村本は一度だけ腰を動かしただけなのに、静止後も悠花は腰をヒクつかせて男茎を締めつけてしまう。
「ほらぁ、チューしようよぉ? ……それっ」
 また村本が腰を揺すると、悠花はその数倍腰を戦かせてしまうのだが、
「……、誰がっ……、絶対イヤ」
 と、快楽に頬を染めながらも瞳は睨み返す。別に「恋人だけとしかキスはしない」という可愛らしくぶった女のような信念を普段から持っているわけではない。この卑劣な男にこれ以上愚弄され汚されたくないのだ。もう体は犯されてしまったが、恋人とだけ交わす筈の唇を舐め回されるのは、魂まで穢されるような思いがして、絶対に与えたくなかった。
「んふっ……、じゃあ、したくなったら、しよぉねぇ?」
 と言いつつ、村本は悠花の腰をしっかり持って固定し、そこに向かって腰を揺すって男茎を抜き差しし始めた。
「んうっ……、だから、そ、そんなわけ、ないに……、決まってるでしょっ」
 亀頭の傘が上下に柔壁を擦ってくる度に、どれだけ堪えても漏れてしまう愛液を降りかけながら、言葉では否定を吐き続ける。
(あっ……、また……)
 一度覚醒させられて、もうこれ以上は無いだろう、と思っていたのに、体位を変えるだけで更なる快楽を味わされている体は、忽ちまた絶頂の予兆を示し始めていた。下方からグイッ、グイッ、と悠花が我慢しきれない場所を先端が押し上げてくる。
「う……、くっ……」
 あと数回出し入れされたら絶頂に達してしまう、そう恐れた時、村本は大きく息をつき中断して、体を揺すって座り直した。そして腰を掴んでいた手を、捲れたデニムミニに巻きつくシルバーのベルトに持ち直すと、また腰を揺すり始める。
「あうっ……!」
 刺激が再開すると、すぐに快楽の波が戻ってくる。
「どぉ? ……そろそろチューしたくなってきた?」
 腰を揺すりながら、真正面から顔を覗き込むように見つめてくる。薄目を開けた悠花の眼前には、クロッチに羞恥と屈辱の濃い染みを滲ませた下着を被った男が、気色悪い舌から垂れるヨダレを顎からポトポトと垂れ落としていた。
「ふっ……、ふざけっ、んな……」
 寒気がする醜貌を見せておきながら、キスを迫ってくるなど、馬鹿にしているとしか思えない。思わず悠花は普段言わないような乱暴な言葉遣いで答える。
「ほぉら、でもぉ……、マン汁、すっごい出てるじゃんっ……」
 真下から挿入された男茎は、入口付近まで引かれて細かく抜挿されたかと思うと、不意に深く強く入ってきて、発見され開発されつつある膣内の弱点をヌルンッと擦り挙げてくる。と思うと、再び細かい動きに変わり、ランダムな周期でウィークポイントを嬲ってくるのだ。
 もうすぐイッてしまう。また村本の目の前で痴態を晒してしまう。その屈辱に狂ってしまわないように強く固い覚悟を決めた矢先に、拍子抜けするように男茎の動きは止められてしまうのだった。


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