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広島物語り
【その他 官能小説】

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広島物語り-1

1.
 「カヨさん、好きじゃ」
 僕は、酔った勢いで、カヨを横抱きにして、布団の上に倒れこんだ。

「あれぇ、飛騨さん」
「カヨさん、好きなんじゃ、いいだろう」
「人が来ますよぅ」
「こんな夜中に、誰も来やせんよ」
押し倒したカヨの口を、唇で塞いだ。
舌を差し込んで、絡める。
カヨさんは、腕を上げて一時抵抗を見せたが、静かになった。
唇を合わせたまま、着物の上から、むっちりと盛り上がる乳房に指を伸ばす。

 カヨは、定宿にしている旅館の仲居で、もう数年の顔なじみである。
40歳絡みの、ぽっちゃり型の可愛い女である。
離婚をして、この宿で住み込みの仲居をしている。

 僕は、妻をくも膜下出血で突然に亡くし、悲しみも然ることながら、続く禁欲生活で、陰嚢がはち切れそうに悶えていた。
 カヨとは、以前にちょっとした拍子に、キスをしたことがあった。僕に、好意を持っていることは間違いない、その思いが、決断をさせた。

「飛騨さん、赤ちゃんができたら、困りますぅ」
「そしたら、僕が責任取るから、心配しなくていいよ」

2. 
 乳房に当てた指先は、容赦なく乳房を揉み上げていく。
息が弾むので、唇は外した。
胸元を開けようとしするが、襟が締まっていて片手では思うように開かない。
 着物の裾から、片手を入れた。足に沿って差し込んでいく。
裾が割れて、指先が恥毛に届いた。

 お小根を探る。
陰裂に中指を割り込ませる。思ったとおり、中は愛液がビチョビチョに溢れている。
 女盛りで離婚をして、自由の利かない住み込みでは、さぞかし不自由をしているに違いない。 同病相哀れむと言うところか。

「カヨさん、僕はカヨさんが好きでたまらんのじゃ」
「うちも、飛騨さん好いとるんよ」

 陰嚢にはち切れんばかりに増殖した精子が、早くしてくれと悲鳴を上げている。
蹴出しを開いて、恥毛を探り、指先で空割れを攻め立てる。
 中指で、膣口の周りをなぞる。
「ああぁ〜〜えぇ」とカヨが呻いて、腰を捩る。

「入れるよ」
左ひざを両足の間に割り込ませると、カヨは股を開いた。
亀頭を空割れに合わせ、指で摘んで 膣口にあてがう。
 酒を飲んで、幾分勃起が弱いが、腰を煽ると亀頭は蜜壷に滑りこんだ。
「ああいい、カヨさん、最高じゃ」
「飛騨さんっ」
カヨが、手を背中に回して、腰を揺する。

フン〜ふん〜フン ふんっ フンッ
人目を憚る営みでは、声を立てられない。
男根は、膣の襞に包皮を扱かれて、太さを増している。


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