投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

アネクメネ・オアシスの最初へ アネクメネ・オアシス 243 アネクメネ・オアシス 245 アネクメネ・オアシスの最後へ

オアシス-9


 居住区画に自分の部屋を貰ったテオは、そのドアを蹴破って中に入った。

「んっ」

 入ったと同時に唇を奪われ、パルはくぐもった声を漏らす。
 焦れながらドアを閉め、パルをソファーに押し倒して噛みつくようにキスを繰り返した。

「ん ふは んん」

 激しいキスの隙間で息継ぎをするパルは、しっかりとテオの首に腕を回している。

「はっ わり 理性跳んだ」

 はあはあ、と息を切らしながら謝るテオだったが、止める気は無いらしく慌ただしくパルの服を脱がしていた。
 しかし、踊り子の衣装は中々複雑なデザインで脱がすのが難しい。
 焦れて引き千切りそうになったテオの手を、パルはそっと押さえて自分で脱ぎ出した。
 キスをしながらお互いに服を脱ぎ捨て、ピッタリと身体を合わせる。

「テ……オ も 欲し」

 キスしかしてないのにパルのソコは大洪水だし、テオだってギンギンだ。

「オレ も」

 朝ヤッて食われたばかりだというのに、自分の回復力と貪欲さに呆れる。

ずっ

「ぁう」

「ふ ぅ」

ずずずず

「んあぁあぁ」

「は ぁ」

 少しずつひとつになる感覚に、お互いの口から甘い声と切ない息が漏れた。

「ぁ う 動いてぇっ」

 隙間をギチギチに埋められたパルは足をパタパタさせて更なる快感を欲しがる。

「ぅ 馬鹿 」

 足と一緒に中もぐにぐにと動き、テオはあまりの気持ち良さにソファーの背もたれをギリッと握った。
 人間にはあり得ない中の動きはまるで……。

(パルの中に小さいパルが沢山居て、それがオレに群がって愛撫してるみてぇ)

 そう考えたら益々萌えた。

「ぅあぁん」

 ぐっと押されてパルが仰け反る。

「わり もう」

 ガツガツと突き上げられ、パルの頭の中にピンク色の光が飛び散る。
 それはテオに抱かれる時にいつも現れる現象。

「テオ テ オぉ」

 名前を呼ぶとピンク色の光が集まってテオを形作る。
 ピンク色のテオはパルを優しく抱き締めてパルと溶け合った。

「あ あぁ やあっ!」

 ビクンと跳ねたパルの身体がギュッとテオを搾る。

「う゛ あくっ」

 堪らず爆発したテオは、パルの身体を強く抱いた。



アネクメネ・オアシスの最初へ アネクメネ・オアシス 243 アネクメネ・オアシス 245 アネクメネ・オアシスの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前