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永遠の夏
【青春 恋愛小説】

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永遠の夏-1

高校二年の夏……永遠に消えない俺の思い出…………

いつものように駅から歩いていると
いつものように後ろから声がした「オハヨ〜」
振り返るとやっぱりいつものように彼女がいた
彼女の名前は高山 玲奈、同学年の同じクラス
彼女の事は今年一緒のクラスになって初めて知った
初めての出会いは最悪…

その日六時間目の体育で野球ボールが頭に直撃し、気を失った
気が付くと放課後で、保健室で横になっていた
(うわっカッコワリ〜)
ズキズキする頭を抱えながら起きてみると高山がいて近くの机で読書をしていた(そう言えばあいつ保健委員か)
俺が起きたことにきづいて近付いてきた
「目〜さめた〜?」
「あ…おう ずっといたのか?」
「うん、まぁね この本読み終えたかったし」
正直びっくりだったクラスで一番かわいいと言われていた高山がいたのだから…その横顔はまじでヤバイ可愛かった
「頭まだ痛む?」
突然彼女がいった
「全然ヘーキだよわざわざありがと」
帰る準備をしながら色々話した、彼女は頭もよく優しくていつも笑顔だった
気が付くと空は真っ暗だった
「そろそろ帰ろっか」
「だね」
先生に報告して一緒に帰った
外へ出てみるとほどよく涼しく時間は19:30
「送ってってあげる」
「ホント?ありがと」
高山の家はうちの二駅前だった
「貴君今週の日曜暇?」
「えっ暇だけど?」
「お祭り一緒に行こうよ、他にも呼んでいいから」
「え〜」
「お願い〜」
「……分かったよ〜」
「やった!じゃ15:00円福寺ね〜」
「はい了承〜」

そして日曜
寺の前で待っていると
高山と高山の親友で俺の幼なじみの山崎 麻衣がやってきた
「貴君誰も呼ばなかったの?」
「ああ、皆予定あわなくってさ」
「ちょっとあんた玲奈に手だししたら殺すからね!」「オメ〜誰だし」
「あんたと玲奈は絶対釣り合わないの!わかった!?」「ウッセーボケ!」
高山は隣で頬を赤らめ小さく微笑んでいた

三人で店を回った、ヤバイ人が多かった
……♪♪♪…♪♪♪…♪♪「あっ電話鳴ってるよ麻衣」
「あっマジだ……モシモシ?……うん……えっ?そうだっけ?…え〜…わかったよ」
「ゴメン親と出かける約束有るのすっかり忘れてた……」
「大丈夫だよ麻衣また今度遊ぼうね」
「お前玲奈に手だしたら殺すかんな!!」
「死ねっ!!」

「麻衣ちゃん帰っちゃったね」
「うん…どおしよっか?」「せっかくだし、もっと回ろ?」
「うん、そおだな!」
お昼が近くなり人が糞ヤバくなってきた…僕らは自然と手を繋いでいた…………「フゥ〜疲れた、でも楽しかった〜」
「ああ久しぶりにクソ楽しかったわ〜」
綿アメを頬張りながら僕らは19:30に寺から出た。 「アチャ〜これは送るしかないな」
「ありがと…ケホッ…ケホッケホ…ゴメン…ちょっとトイレ行ってくる…ケホッ…ここで待ってて」
「あ…ああ」
尋常じゃない咳をしながら彼女は駆けていった…


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