⑥夏帆の性欲-2
（もうどうにでもなればいいのよ…）
タフの叩きつけるようなピストンを喰らいながら夏帆は思った。昼過ぎ起きてすぐ、今度はタフを相手に交尾を開始する。
猛烈ななピストンとリンゴみたいな肉瘤を受け入れ続けた夏帆の膣はボロボロの状態、二頭のブレンド精液を溜め込んだ子宮は破裂寸前の水風船みたいにパンパンになっているし、度を超した快感を感じ続けた夏帆の脳みそもバカになる寸前。
それでも二頭の犬は夏帆のことなんて一切気にせず夏帆を犯し続ける。狂ったように腰を振り、ポンプのように精液を吐き出し終わったらもう一匹と交代して、眠る。
交代した犬がまた同じように夏帆を犯す…。
二匹の犬が静まった僅かな時間、夏帆は足をふらつかせながら冷蔵庫に向かい、栄養ドリンクを飲み干した。
身体が悲鳴を上げている。身体中の筋肉が痛い。頭も痛い。アソコも痛む…。とりあえず一息ついた夏帆の前に、ソワソワと待ちきれないといった様子のタフがいた。
（あれだけしたのに、まだ発情してるの…！？）
呆れるというか、元気というか、感心と諦めを同時に思いながら夏帆は気合いを入れ直す。
（ここまできたんだもん、最後まで相手になる！！）
意味の分からない決意。夏帆の脳みそがは少しバカになってしまったのかもしれない。でも、愛だの支配だの考えてたときよりずっと健康的な気がする…！
決意を込めて夏帆が四つん這いになると、いつものごとくタフが夏帆に飛びかかる。そのあとすぐ、タフの分身が夏帆の膣内に侵入する。いつもと同じ感触、慣れっこの感覚だった。
タフがピストンを繰り返す度、中が擦り切れているのか、若干痛みを感じる。ただタフのペニスが徐々に膨らんでくると、擦り切れた傷口が引き伸ばされ、ヒリヒリと痛む。
肉瘤が膨らんでくると、その痛みに拍車がかかってくる。その上射精が始まると、広がった傷口に精液が染みこんで、痛みが増してくる。
でも、気持ちいい！
薄い痛みに覆われた快感の粒が無数に沸き上がってくる。痛みの後の快感に染まって、痛みさえも快感に変わっていく。
夏帆は目一杯声を上げて鳴いた。快感を貪りながら、夏帆は思った。
（タフとセックスできてほんとよかった…！）