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鈴音〜SIDE STORY〜
【青春 恋愛小説】

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鈴音〜SIDE STORY〜-1

真夏の暑い日差しが強い。夏休みだというのに外で遊びたくないほどだ。あ、あたしは『佐藤鈴音』(さとうすずね)15才、高校1年生です。あたしは毎日隣に住んでいる『十文字光一』(じゅうもんじこういち)を起こすのが日課になっている。今日も起こしに行かないと。いつものように窓から光ちゃんの部屋に入った。いや〜男子だってのに綺麗好き。おっと起こさなきゃ
「光ちゃ〜ん起きて〜」
「もう少し‥」
「ダ〜メ〜」
布団をとってしまう。仕方なくいつも起きる光ちゃん。
「おはよ」
「おはよ‥」
まだ光ちゃんは寝呆けてるみたいなので早く着替えるように言って部屋を出た。数分後さすがに時間がかかりすぎているので
「ま〜だ〜?」
「あ〜終わったよ」
そう聞こえたので部屋に入った。
「光ちゃん、早く出かける用意して」
「はぁ?」
「ひっど〜い。今日はあたしと図書館で勉強する約束でしょ!お弁当だって作ったのに‥」
「あ〜覚えてるよ」
明らかに忘れてた顔をしている。でもその光ちゃんの優しさが好き‥。すぐ勉強の用意をして家を出た。今日は光ちゃんと2ケツで行くつもり。
「あれっ?鈴音チャリは?」
「えへへっ今日は2ケツでお願いします」
「わかったよ‥」
ヤッター光ちゃんと2ケツだよ〜。周りから見たら恋人同士?う〜テンションあがる。あたしはずっと光ちゃんの背中に寄り掛かっていた。しかし図書館は家から10分くらいのところにあり、すぐ着いてしまった。短い時間だったけどドキドキだった〜。さ〜勉強勉強……
「おい、鈴音、起きろよ!おい、鈴音」
「ん〜‥あッ!」
「おはよ。よだれ垂らしてるぞ!」
「うそ〜?どこ?」
「うそだよ〜!」
「もう〜ひど〜い」
お昼を食べたら寝ちゃったらしい。外はもう薄暗くなっている。帰る用意をしてまたチャリの後ろに乗った。
「光ちゃん、あたし公園寄ってきたいな。」
「了解」
家の近くに公園がありその公園はよく光ちゃんと2人で遊んだ思い出の場所なんだ。ブランコに乗りながら少し話をして帰った。一週間後今日は花火大会に行くことになっている。待ち合わせは家の前あたしは浴衣をきて家を出た。もう光ちゃんは家の前で待っていた。
「お待たせ〜」
「ぉぅ、浴衣可愛いな!」「えへへっありがと!」
うあ〜めちゃうれしい〜光ちゃんに誉められちゃった〜。ヤッター!今日は4人で行くことになっている。あたしの友達の香織と光ちゃんの親友の智也君。香織が光ちゃんの事好きなのは知っている。話では今日告白するらしい。あたしも告白したいな〜。2人はもう公園で待っていた。
「お〜い、光一く〜ん鈴音ちゃ〜ん!」
「お待たせ〜」
「光一ってさ〜ぶっちゃけ鈴音と付き合ってるだろ?」
「つ、付き合ってねえよ!」
「付き合ってないもん!」「ほら、行こうぜ!」
光ちゃんは気を使ってくれた。4人は出店を回っているうちにはぐれてしまった。
「あれ〜?光ちゃんと香織は?」
「はぐれちゃったみたいだな。探してみるか!」
あたし達は会場中を探したが見つからず休憩するために近くの大きな木に行った。そこには光ちゃんと香織がいた。2人とも何かあったのかな?もしかして‥
「光ちゃ〜ん、香織!」
「鈴音と智也か、よかった…」
その後の2人は気まずい雰囲気だった。そのまま花火大会は終了。


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