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LADY GUN
【推理 推理小説】

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謎の女-6

 「でも好きな男が他の女とホテルにいる所に来て何とも思わないのかな?」
 「亮子ちゃんは嫉妬心を煽られた方がいざやる時燃えるんだって!たまにそのまま同席して他の女とヤッてる所を見てる時もあるぐらでさ。あんまり燃えすぎると混ざって一緒にする時もあるんだよ。若菜ちゃんはいい女でセックス上手そうだから亮子ちゃん、燃えて混ざって来るパターンだな!今夜は3Pで燃えようよ!ねっ?」
 「3Pってしたことないから、してみたいな…。分かったわ。寝ましょう、今夜。私をメチャクチャにして…?」
 「よっしゃ!わかったよ!へへへ!」
矢沢は若菜の口車にあっさりと乗ってきた。矢沢らとの出会いから今まで不自然なところはない。ここはチャンスと見て一気にリョーを確保してしまうつもりだ。邪魔なのは矢沢の連れ2人だ。若菜は石山が気づいてくれるのを信じて矢沢に行った。
 「ああん、もう我慢できない!矢沢さん、先に2人でホテルに戻ろうよ!2人は後から来て?あなたたち、頑張ってこの子達を口説きなさいよ!じゃ!」
若菜は矢沢と腕を組み立ち上がった。
 「何回イカせて欲しい?へへへ!」
ニヤニヤしながら歩く矢沢。その様子をうかがっていた石山は俊介に指示を出す。
 「西川刑事に連絡してホテルへ先回りして上原の部屋を影から監視するよう言ってくれ。俺は宮下さんをトイレに呼び出しなるべく引き伸ばしてからホテルへ行くよう伝える。その道中であの男2人を拘束する。いいな?」
 「はい。」
俊介は西川に連絡、石山はイヤホンマイクで杏奈をトイレに呼び出した。気付かれぬようトイレの前で作戦を伝えた。
 「あと30分焦らしてください。そしたらOKして店を出てホテルへ向かってな?途中で俺達が男2人を拘束する。いいですね?」
 「はい、わかりました。上原さんは大丈夫ですか?」
若菜を心配する杏奈。
 「はい。それに俺達はもう仲間を失いたくない。男達を拘束したら俺も上原のもとへ急行しますから。」
 「わかりました。」
杏奈は男達のもとへ帰った。男達は矢沢がお持ち帰り成功したのを目の当たりにし、目の前の杏奈と渚をもはやお持ち帰り同然と考えていた。あとは首を縦に振らせるべく説得を始める。
 「杏奈ちゃん、俺とこいつどっちがいい?」
 「え〜?選べないよ〜。」
 「渚ちゃんは?」
 「え?わ、私は…」
話を合わせる杏奈に対して渚には経験が乏しすぎてうまい返しが出来ない。
 「渚ちゃんは俺がいいよ。あまり経験なさそうだから俺みたいなサービス精神旺盛な男のほうがいいんだよ。」
 「さ、サービス精神…??」
 「ああ。俺は何かをされるよりもたくさん女の子にしてあげたいタイプなんだ。渚ちゃんは寝てるだけでいいよ。後は俺がいじったり舐めたりして気持ちよくしてあげるからさ!」
 「い、いじったり…舐めたり…」
恥ずかしくて顔が真っ赤になる。
 「杏奈ちゃんとはガチセックスできそうだね!男に媚びないタイプでしょ?俺も女のいいなりになるのは嫌いだからね。S同士のガチンコセックス!」
 「私に勝てるのかしら?ンフッ」
余裕の杏奈がたまらない。男は本気になって杏奈を口説く。
 「どんなに強気な女もちょっといじればアンアン声を出しちゃうもんさ。」
 「男も、ね?」
 「へへへ!いいねぇ杏奈ちゃん!」
男達はお持ち帰りに必死になる。そして作戦通りの30分が経った頃、とうとう杏奈はOKする。
 「いいわ?抱かせてあげる。その代わり満足させてよね?」
 「勿論!!」
作戦とはいえ緊張する渚とともに男達と居酒屋を出る杏奈。少し距離をおいて石山と俊介が追跡していた。


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