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エスケープ
【その他 官能小説】

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エスケープ-4

床を照らす光は外から取り入れているのか、長く暗くなることがある

時計が無いから正確な時間が計れない

光が無いと部屋は真っ暗だ

天井を見上げると微かに紺色の穴が見えるが、それは私が外を求める錯覚かもしれない

次に明るくなったとき、私は激痛の中に激しい空腹を覚えた

戸の中にはまだあの時のパンとミルクがあった

私はそれに齧りつき全て食べると、中に食器を戻して戸を閉じた

ガシャンガシャン

戸の奥で音がする

私は壁を叩く

「誰か!誰かいるんですか!?返事をして!助けてください!!」

激しく叩く。しかし、返事は無い

戸を開けてみるとそこには食器は無かった

疲れ果てるまで叩き、声が枯れるまで叫んだが何も返事らしいものは無かった

喉が渇いたが、ミルクは既に無く部屋に水らしいものは壁から突き出たシャワーしかなかった

だるい体で立ち上がると、膣にまだ何かが挟まっている様な違和感と体を縦に突き抜ける鈍痛を感じた

歩こうとすると自然に蟹股になる

どうにかシャワーに辿り着き蛇口を捻る

シャワーから冷水が噴き出す

それを手で受けて啜った

水を飲むと少し元気が出てきたような気がし、ついでに浴びてみようとしたが蛇口は一つしかなく、シャワーはいつまで経っても冷水しか吐き出さない

冷水しか出さないシャワー

私は諦めてそれを頭からかぶった

体が硬直して数秒息が詰まり体中が縮み上がる

ドロ

股間から噴き出すような違和感が溢れた

膣内に溜まっていた大男の精液がまさに噴き出したのだ

私は慌ててアソコに指を入れ、精液を掻き出した

股間に冷水を浴びせながら痛むアソコに指を入れ掻き回し精液を洗い流す

掻き出しても次から次と溢れ出す精液にいつしか私は号泣していた

それから私は二度とあの扉を出るまいと思った

しかし

天井の明かりが一回消えることで一日と換算すると

一日に二回、戸から僅かな食事が与えられるだけ


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