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恋文〜放課後の机〜
【初恋 恋愛小説】

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恋文〜放課後の机2〜-3

「『お疲れ様でしたッ!!』」
全員で一礼し、部員はそれぞれ部室に行く。
「詩、今日一緒に帰らない?」
あたしが着替えていると横から律が顔を出した。
「な〜に言ってんの!律には愛しのダーリンがいるでしょ。さっきコートの近くで待ってるの見たよ。」
ちょっと律をからかってみた。
律は普段はしっかり者なのに彼氏の須崎新(すざきあらた)君の事になるとすっごく慌てんぼサンになるんだよね♪♪笑

「え、ほんとにっ!?//」
「あたし教室に忘れ物あるみたいだから気にせず須崎君と帰っちゃって。」
「…詩、ありがと。」
「ん。ぢゃあお先〜。」
部室から出てあたしは教室に向かった。


ペタペタ――
廊下を歩きながら窓から外を見る。外は九月だけあって暗かった。
「ひゃ〜外真っ暗!!ってもう七時半だし!急がなきゃ。」
少し急ぎ足で教室に向かう。

ん!?教室明かり点いてる…誰かまだ残ってるのかな?それかただの消し忘れ??
あたしはおそるおそるドアを開いた。
そこには━━

「……………桐島!?」

窓側の一番後ろの席、つまりあたしの席に奴はいた。
「なんで……?」
「…ん!?やべッ俺寝てたっ!?ってかお前おせ〜よ。俺様をどれだけ待たす気だ。」
「な、なによ!誰も待ってろなんて言ってないじゃない!!」
「うっせ!!俺はただ自分のパシリを待ってただけだっつ〜の。
てか早く帰ろぉぜ!俺腹減った。」
「はぁ〜!?」
まじ意味分かんない!!なんであんたがあたしの席であたしを待って……ん!?なんか前にもこんな事あったような…!?
「何ボサッとしてんだよ。とにかく帰るぞ。俺様を待たせた罰として飯はお前のおごりな。」
そう言うと桐島銀河は歩き出した。
「あたしのおごりッッ!?訳分かんないってば、ちょっと待て桐島銀河〜!!」



何であたしがご飯をおごらなくちゃいけないの?
(しかも何も悪いことしていない)
何で今日の課題を無理矢理やらされなきゃいけないの?
(しかもあたしの苦手な化学)
そして……
何で今あたしは桐島銀河と帰ってるの?

結局さんざんいろんな事に付き合わされて、パシられて……。
「はぁ〜…。全くもって信じられない。こんなか弱い女の子を夜に連れ回すなんて。」
「残念だけどそんなか弱い女の子は今俺の周りにはいないなぁ。」
むかッッ!!


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