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☆君と結ばれたい☆〜I say I love you〜
【青春 恋愛小説】

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☆君と結ばれたい☆〜I say I love you〜-1

寒い冬がすぎ桜が咲き始めている。俺は『新藤祐典』(しんどうゆうすけ)本日から高校1年生。ドキドキしながらの入学式を終え、各教室に戻った。戻るとすぐにホームルームが始まった。担任がだらだら話すもんだから俺は眠くなり、寝てたんだ。そんな時に
「あの〜スミマセン?」
一人の女子が声をかけてきたんだ。俺はその女子の顔をみるなり今までに感じたことのない感覚に襲われたんだ。心臓がすごいスピードでドキドキしたんだ。そう、いわいる一目惚れってやつだろう。
「スミマセ〜ン?」
ボーッとしていた俺は、ふと我に戻って、
「あっ!なんですか?」
「新藤君ですよね?同じ美化委員になった『堀川詩織』(ほりかわしおり)です。よろしくお願いします」「こちらこそよろしく」
普段とかわらない声で言ったが本当のところ心臓が口から飛び出そうなくらいドキドキしてたんだ。だって…本当に好きになっちゃったんだもん…。
次の日からもよく話し掛けてくれる。それが楽しみで学校に通ってるんだけどね。そんな日々が1週間過ぎたある日、
「新藤君、あたしね携帯買ったんだ〜。でね、携帯の番号かアドレス教えてくれない?」
ええ〜うあ〜彼女からアドレス聞いてきた〜。俺も前から聞こうとしてたんだが携帯を持ってないと聞いて諦めてたのに。あ〜神様・仏様・携帯様〜と叫びたいくらいに嬉しかった。
「モチロン、いいよ。えっと…これ俺の番号とアドレス。」
「ありがと〜。今日の夜メールするね。」
それからの授業は頭に入るわけもなく早く夜にならないかな〜などと子供みたいなことを考えていた。
その日の夜、彼女から約束のとおりメールがきた。
「やった〜。堀川さんのアドだ。」
なんて叫んでみた。だって本当に嬉しいんだもん…。初メールの内容は、
『こんばんは〜堀川です。メールアドレスありがとう。これからいっぱいメールしようね。』
って書いてあった。いっぱいメールしようかいっぱいしちゃいますよ〜。などと考えながら俺は返事を書いた。
『こんばんは、堀川さんこれからもよろしく!』
と書いて送信した。すると直ぐ様返信されてきた。
『よろしく〜。あっ!堀川さんじゃなくて詩織って呼んでよ。』
し、詩織って呼んでだって〜〜〜。
『女子を呼び捨てで呼ぶのって苦手なんだ〜。』
と返信。それから30分、携帯が鳴ることはなかった。嫌われたかな…。などと心配になって携帯を開いた。その時メールがきた。
『ゴメ〜ン。お風呂はいってて返信遅くなっちゃった。そっか〜。呼び捨て苦手なんだ。だったらメールの時だけ詩織って呼んでよ。ね?』
てか名前で呼んでってどういうことだろ?…もしかして…堀川さんが俺のことを?いやいやありえないだろ。
『分かった。メールでは詩織って呼ぶよ。』
こんなやりとりが1時間くらい続いてさすがに眠くなったのでメールを切り上げた。しかし好きな人と1時間もメールしてたんだから、テンションが上がってて寝られるわけがない。
毎日、メールをして3ヵ月がすぎた。クラスの人とも仲良くなり、みんなと話すようになった。それで分かったのだが堀川さんは男子のなかでは結構人気がある。みんなアドレスを知りたがっているがなかなか教えてくれないらしい。
「俺、知ってるよ。」
なんて絶対に言わない。ライバル増えるの嫌だし。何より詩織を独り占めしたいからだ。だけど詩織は一生この気持ちには気付いてくれないだろう。だから必ず伝えてみせる。
時はすぎて8月、もう1学期が終わり夏休みに入った。真夏の暑い日に家から出るのは危険なので毎日家にこもりっぱなし。そんな退屈な日々を過ごしていたある日詩織からいつものようにメールが着た。俺は内容を見てビックリした。


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