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Q氏のハレム
【SF 官能小説】

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貴族の資質-1

ニコルの白い透き通るなめらかな肌は上気し、自らあらゆる刺激を求める表情を相手に向けていたここでもう1人の平民が加わり張り形を装着したストラップオンでアナルに挿入するに至った。2人の平民にダブルぺネトレーションされ、幾度となく絶頂寸前でじらされてきた肉体はようやく昇天することにより開放されるのである。痙攣して失神するものもいれば、同時にスクワート(潮吹き)する者もいた。ニコルは後者であった。低い声で絶叫し果てた。まさに心も体も捧げたその露な肢体に、王、貴族平民の計5人の意見の一致により昇級が決まった。他の2人は思わず拒絶の言葉を発してしまい失格とされた。

平民は個室を持ち、貞操帯を義務付けられていなかったのでマスターベーションや性交はしようと思えばいくらでもできた。しかし、オーブの日意外でのそれは違法となるので罰が科せられた。肉欲に負けた者で他の者とこっそり交じり合うことは3ヶ月に1度は発生したのである。中にはうぶな奴隷を引き入れ貞操帯の鍵を外し、斬新な満足を得ようとする者もいた。
実はこれは王と貴族によるトラップで、違反者がでるように巧妙に仕掛けられていたのであった。ボンデージプレイの場合、いたぶられ役に自分が罰せられることの背徳感を持たせる為であった。
もともと複製人間のためナイーブな者達であった。環境と状況に応じて複雑な心情をはぐくますことに寄与していた。また、リアリティ以外にも個人の潜在的なマゾヒズムを覚醒させる目的があったのである。

ボンデージ部屋は貼り付け台、三角木馬、宙吊り、各種ムチ、ディルド、ローター、ロープ、蝋燭浣腸、組パイプなど、考えられる限りの道具、器具が備えられていた。アイデアを出すのは貴族の仕事でもあった。貴族昇級試験にボンデージというのがあったことを覚えておいででしょうか。つまり、違反を経験しないとボンデージ試験を受けられなかったのである。また、貴族試験にボンデージがあるということは公告されておらず+αとして伝えられていた。これは秘密事項であった。

オーブの日の定められた自我を開放する時間以外はみだりに肌の露出を禁じられていた。平素は各々が与えられた仕事をこなさなければならなかった。奴隷には英会話の授業があり平民が教師役に当たっていた。
貴族は平民や奴隷の仕事と成績、性に関するデータのまとめを王に報告することが主たる業務であるが、それほどの仕事時間をとられるものではなかった。よってもっぱら、自身の教養と美貌を磨くことに専念することができた。
そういった表の顔とは別に夜は王を喜ばせるためのアイデアを練ることにもぬかりはなかった。
次のオーブの仕切り役は貴族のイオナであった。王に斬新な出し物を命じられていた。イオナは王の好みをよく理解していた。しかし、飽きさせてはいけないので同じことの繰り返しは禁物であった。
イオナは北欧と日本人のDNAを合成して作られた黒髪に茶色の目をした色白8頭身の美形であった。歳は35歳。ハレムでは一番の古株である。行儀作法、儀式事をすべて取り仕切っていた。
オーブについてはもう1人のイブ(32歳)と交代でアイデアを競い合っていた。彼女はフランスとインドの混血、肌は健康的な褐色で髪は茶色のカール、目は吸い込まれるほどの黒い大きな瞳が印象的である。彼女の仕事は全女達のプロファイル作成と作物の収穫、経理全般を指揮していた。

イオナとイブは奴隷時代からの親友でお互いの体の隅々まで知っている仲である。昼と夜の顔の切り替えが出来る器用さと機転の速さは群を抜いていた。だから忙しいQ氏は週に2度ほどしか訪れないが、このハレムを彼女らに任せることができたのである。

Q氏はルーラー社のオーナーであり、国の大統領一族でもあった。このハレムは地中海の孤島に作られ外界からは隔絶されていた。時々賓客の接待にも使われていたのである。客の中には気にいった奴隷や平民を求めるのに大金や好条件での取引に応じる者も少なくはなかった。
Q氏としては才色兼備の娼婦を養成しているように思われるのは非常に心外であったが、招待客からすればそのように映るのも仕方がなかった。彼は娼婦やポルノ女優を養成している訳ではなく最高の女性を作りあげたかったのであった。

人間には性というどうしようもない情念と快楽の世界が健康であるがゆえにつきまとう。これを忌避するのではなくエロスの世界として楽しみ追求することが使命のように感じられたのである。第3の貴族の選出は時間をかけて行われる。イオナとイブに続く者は誰かそれはまだ誰にも分からなかった。


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