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盗撮男の幸運
【スポーツ 官能小説】

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幸運な時間-1

 まず日焼けした太ももが目に入り、次に胸の膨らみに目が留まり、愛らしい顔に目を奪われる。紛れもなく古賀玲奈だ。
「あ、あ、あああの」
「何これ、カメラ……? もしかしてきみ……」
 テニスコートに向けられたカメラを見て察したようで、玲奈の表情が険しくなる。
「こういう人いるんだね今どき……ねえ、撮ってどうしてるの? 売ってるの?」
「う、売るなんて……!」
「じゃあなんでこんなこと……」
 楽太郎は口を開くが、言葉が出てこない。言えるはずがない、自慰の材料にしているなど……。
「やっぱりその……いやらしいことに使ってるの?」
 いやらしいこと。玲奈の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかった。それ自体が非常にいやらしいことのように思えて、楽太郎は悶々とする。
「……そう、です。玲奈さんのことを考えて、そういうことを……」
「えっ、あ、あたし……?」
 玲奈が頬を染めてあたふたする。わざわざ玲奈と限定することはなかった。不快な思いをさせてしまったか。
 玲奈はしばらく沈黙すると、突然にやりと笑みを浮かべた。
「ねえ、具体的にどんなことするの?」
「ど、どんなことって……」
「だから、あたしがテニスしてるところ見てどうやってその……気持ちよくなるの?」
 イタズラっぽく笑いながら玲奈が問い詰めてくる。さすがに少し照れもあるのか、頬がいっそう赤くなっている。
「ええと、その、玲奈さんのスコートがめくれるところを見ながら、じ、自分のものを、しごくんです……」
「スコートねえ……別にパンツじゃないのにコーフンできるの? あれブルマだよ?」
「む、むしろブルマがよくて……それにスコートの中が見えなくても、脚だけでも……」
「あ、脚だけ……」
 意識してしまったのか、玲奈が太ももを閉じる。艶めかしい光景だ。
「じゃあ……してみてよ。いまここで」
「え……な、何をですか?」
「もう、わかってて聞いてるでしょ……オ、オナニー……」
 玲奈のかわいらしい唇があり得ない動きをした。オナニー。確かにそう発音した。
「そ、そんな、こんなところで」
「しないとみんなに言うからね」
 選ぶ権利はない。玲奈の言うとおりにするしかないようだ。目の前でオナニーを。


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