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変容
【教師 官能小説】

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変心-19

 しばらくタオルの感触を味わっていた恵は、首、手、腕、胸と順に汚れた身体を拭いていった。上半身が済んだところで、男が2枚目のタオルをくれたので、それで下半身も拭いていく。身体がきれいになっていくにつれ、気力が回復していくのを感じた。

 恵がかなりの時間をかけ全身を拭き終えるのを、男はベッドに腰掛けてじっと待っていた。

 ようやく清拭が終わって、タオルを返しに近づいてきた恵に、男は指示を出した。

「まだだ。ここに座れ。」

 そう言って自分の隣を叩く男。何が「まだ」なのだろう。分からないまま恵は指示に従った。
 男は、恵が座ると同時に立ち上がり、恵の正面に位置した。

「マンコがまだだ。」

「!」

 男が初めて口にする俗語に、恵はビクリと身を震わせた。

 確かに先程の清拭では、念入りに行った他の部位に比べて、本当に軽くしか陰部を拭かなかった。それは、いくら全裸を晒し犯されようとも消えぬ、女としての羞恥があったためだ。
 実際、恵は夫に、陰部を丁寧に洗っているところだけでなく、脇や脛のムダ毛処理をしているところすら一度も見せたことがない。他の男の前でなど、できるはずもなかった。

「足を開け。」

 そんな気持ちを完全に無視して、男は恵に指示を出す。
 恵は顔を背け、恥ずかしさに震えながらも、ゆっくりと足を開いていった。
 男はしゃがみ、両手を膝の内側に当てて、恵の両足を思い切り広げた。

 男の目に恵の陰部が晒される。

「イヤ…見ないで。」

 そこは、手入れなど全くしていないのであろう。恥丘に密生する黒い剛毛は、申し訳程度の大きさの大陰唇の脇から腟口の下にある肛門周囲までを延々と覆っている。
 男は両手を離して恵に命じた。

「自分でマンコを開け。」

 羞恥で真っ赤になっている恵だが、仕方なく自由になったばかりの両手で、自分の陰部を広げていった。

 包皮に包まれたクリトリスやドス紫の小陰唇、赤くぬめる腟口周囲が丸見えだ。
 左右不均衡で、右側だけがだらしなく大きい小陰唇の根本や、クリトリスの付け根部分には、拭ききれなかった恥垢がびっしりと付着しており、生臭い発酵臭が漂っている。
 比較的色黒でうぶ毛も濃い体質の恵の陰部は、童顔に反して、少女的な美しさとは無縁の猥雑極まる様相を呈していた。

 男は数秒間、恵の陰部を凝視した後、濡れタオルでそこを拭き始めた。

 死にたくなるような恥ずかしさが恵を襲う。胸が無いことと毛深いことは、恵の二大コンプレックスだ。普段人目につく二の腕や足は定期的に剃毛していたが、そんなところはしたことがない。水着を着る時にVラインを処理することはあったが、それも若い時の話で、今は海水浴に行っても水着にすらなりはしない。
 そんな場所が他人の目に晒され、あまつさえタオルで拭かれている。前回のイラマチオの時に、すでに恵の股間は男に間近で見られているのだが、あの時はそんなことを意識できるような状態ではなかった。

 恵は顔から火が出るような羞恥に耐えながら、男の手が止まるのを待っていた。


 十数秒の、しかし、恵にとっては数十分にも感じられた時間が過ぎ、ようやく男は陰部の清拭を終えて立ち上がった。

 「もういいぞ」の声を聞き終わる前に、素早く両足をピッタリ閉じる恵。
 男はタオルをしまい恵に向き直ると、ようやく一息ついたとばかりにポケットから出したタバコに火を付けた。

「手錠は初回サービスだ。今日はそのままにしといてやる。」

 男はそう言うと再びタバコを吸い、紫煙と共に次の言葉を吐き出した。

「それじゃ、今日はどうする?特別に無しでもいいぞ。」

 それは恵にとって予想外の言葉だった。
 てっきり今からレイプが始まると思い込んでいた恵は、目に見えて動揺した。

 正直、今日は…というかいつでも、そんな事はされたくもないし、したくもない。しかし、命をかけて耐え抜くと二人の子に誓ったからには、ここで単純に『良かった』などとは思っていられないだろう。それに、これはチャンスでもある。両手が使える今なら、死ぬような目に遭わずに3回をクリアできるかもしれないのだから…。


「…させて…下さい。」

 数秒間の逡巡の末に意を決した恵は、それでも躊躇いがちに言葉を発した。
 男は無反応だ。再度の懇願を促している。

「やります。させて下さい。」

 二度目は少し大きくなった声で、はっきりと言ったが、男の返答には悪意がこもっていた。


「何を?どのように?」


「!!」

 恵は絶句した。
 
“この男は私にいやらしい台詞を言わせたいんだ。”

 瞬時の理解と共に、恥ずかしさと怒りで顔が紅潮する。しかし、迷ってなどいられない。恵は男の望む言葉を口にした。


「口で…フェラチオさせて下さい。」


“うまく逃げたつもりだろうな。まあ、今はこの程度でもいい。”

 男は無言のまま軽く頷き、恵の口唇奉仕を許可した。


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